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悠久

3 - 変えられない悠久

♥

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2022年08月04日

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時偶、酷く鮮明で酷く薄らとした夢をみるんや

赤色と黄色

桃色と青色

そして

橙色と紫色

そんな六色は楽しそうに話を弾ませる

そしていつしか赤色が消え

紫色は青色に飲み込まれる

そして全てが消えるんや

それは

酷く酷く

懐かしい夢だった

俺はジェル!今日からここで働く研修医や!

こんにちは〜今日からここで働かせてもらいます、ジェルです!

あ、よろしくお願いします…

えっとこの方は…末期ガン…か

えーと?それと喘息と…あれ?俺、なんで知っとるんや?

夢でみた…?

ちょっと、考え事してないで仕事してよ

!はい!

まぁ…気の所為やんな

なぁ、今回の研修医ってどうだった?

どうもこうも普通だったよ

…そうか、

、、、どうしたの?

あ、いや、なんかジェルって奴と、ジェルの幼馴染って言ってここに受診してきたるぅとって奴にさ、どっかであった事がある気がすんだよ

…そんな訳ないでしょ、大阪と栃木だよ

っは、だよな!

さとみくんはもうそろそろ危険だ

はやく

はやく

みつけなければ

死期が近ずいてる事を悟った

俺が死んでも元気でね、るぅちゃん

そんな事言わないでください!

るぅちゃんだって、俺がもう助からないともうわかってるはずなんだ

…少しちくっとしますよ

俺はころん先生に注射を打たれる

そして

俺の視界は暗転した

だめだよ!

そんな事したらもう二度と生き返れないかもしれないんだよ!

「うん、俺もそれは怖いけど、でも、ーーちゃんならきっとみつけられるよ」

やだよ、でも、

「ごめんね」

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