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ふたつの主役第３章～欲望に満ちた場～

第5話 - 神の協力者

2024年03月03日

#ファンタジー

#オリキャラ注意

#ご本人様には関係ありません

#ゲーム実況者

＊氷王の間＊

氷狼が支配する氷狼の間常に低気温で薄着だと低体温症になり命が、危うくなる

氷王の間には、氷狼・スターサファイア・シリトンキラーが水晶を覗き、アメジストの試練を見ていた

シリトンキラー

なんか珍しいね、アメジストがあんなに怒るなんて

スターサファイア

……アメジストが使える銃掌握の限度は？

氷狼

俺が知ってる限り12パレットやな。最低限の消費で相手を葬ってきたから、手の内全部は知らんわ

シリトンキラー

掌握系の底は分からないよ。僕らの司るなんかより強力で高威力なのが多いんだから

すると、部屋の中央から渦が出てきてハクが出てきた

スターサファイア

お疲れ様、ハクちゃん

ハク

お疲れ様、スター様

氷狼

どうやった？玄武は

ハク

スカイ様の管轄『癒し空間』で休憩してた。完治は一週間かかるみたい

シリトンキラー

一週間かぁ〜、まぁ霊力は神聖な力だから仕方ないね

シリトンキラー

僕らみたいな魔力はすぐに回復するけど、霊力・神力は中々だもん

ハク

アメジスト様の試練観戦？

氷狼

おう。お前、レオと仲良かったよな？

ハク

仲がいいというか……聖獣だから。レオがどうしたの？

氷狼

狩人をしてた時のアイツ、どんな奴やった？

ハク

え

シリトンキラー

珍しいね、氷狼がレオのことを気にするなんて

ハク

同性、苦手なんじゃ？

氷狼

難があったんなら、俺の保護対象なだけや。で、どないやった？

ハク

ホント、技術は鬼才だった。心が優しすぎて、動物にも聖獣にも大切にされてた。動物たちは、彼に殺されるなら良いとまで言ってた

ハク

でも、彼は動物達が人を襲わない限り殺さなかった。だから、捨てられた

ハク

【利益を生み出さない出来損ないの狩人】だって

スターサファイア

まぁ、狩人は動物を殺し街に売り捌いて生計を立てているから、そうなるのもわからなく無いが……

氷狼

聖獣に好かれる人間は崇高の対象のはずや。神を崇める国やなくても、各国に聖獣がおるとされとる

氷狼

お前は元とはいえ、あかがみん国の聖獣やったんや。一国の聖獣が村の男に『才』を与えた

氷狼

家族の難どころか、国の制度に抜け道があり過ぎる。俺らからすれば、ありがたい限りやけど

シリトンキラー

”自称”神の協力者がいるからねぇ〜。あかがみん国の政法を管理してるＮｏ．2。確か、ハクちゃんとも関わりあったよね？

ハク

レオに変装を教えて、神界最高峰の変装神と名乗るほどだから。神を全否定する組織に加担するアイツの神経はしれないけど

スターサファイア

神の存在を全否定いているのは上層部の数人。特にエメラルドが毛嫌いしてる

スターサファイア

この組織は神全否定派が多い。神の所属は認められない

スターサファイア

だが、あのエメラルドが唯一許した底知れない男が正中層部の”Ｎｏ．11”

スターサファイア

正中層部には、長クラスが座っているとはいえ、レオの下に置く必要があったのかは分からないな

氷狼

存在不確定なやつより、俺らの息が掛かった無能の方が信用する価値があるってだけやろ。軍の情報は全部レオ経由で入ってきてる

氷狼

アイツが潜入員であるお陰で助かっとるけど

ハク

アメジスト様、レオに感情移入してる。だから、あんなに怒ってる

スターサファイア

……似たもの同士やからなぁ。あの二人は

氷狼

”元奴隷”と”国の奴隷”やもんな

氷狼

狩人はどこの国も承認制を採用しとる。そして、少しでも狩人が不祥事を起こすと、国の顔が関わるからすぐに国からの認可が無くなる

氷狼

国の為に働き、国の為に死んでいく。射撃手は主人に従い、主人のために生き主人のために死ぬ

氷狼

どこも道具としか見ていないんや。そんな世の中、絶対間違っとる

シリトンキラー

それは絶対に間違ってるよ
人皆平等に在るべきだ。貴族や奴隷とかの世間の地位は要らない

シリトンキラー

国は国民の特徴を見て、全国民がちゃんと生活出来るような制度を整えるべきなんだよ。ま、僕らには関係ないけど

スターサファイア

そう言えば、なんで三強がこの国に拘ってる理由って知ってるか？

氷狼

そんなん知ってても知らんくても、俺は閻魔に着いていくのは、変わらへん。俺がおるべき場所はアイツの下や

シリトンキラー

それは、僕も兄貴も同じだよ。今の僕達がいるのは全部閻魔のお陰だ
この恩を仇で返すつもりは無いよ

スターサファイア

ま、彼奴らはそれを恩とするら感じてないだろうな

ハク

……僕、ダンスフロアに行ってくる

氷狼

おう、頼んだで

ハクは姿を消した知らない間にシリトンキラーの姿も消えており、氷王の間には、氷狼とスターサファイアの2人しか居なかった

氷狼

なんや、お前は戻らんのやな

スターサファイア

まぁ、戻ってもする事ないし。俺とお前のアビリティーは派生式だから相性はいい
どうだ？一勝負

氷狼

いや、やめとくわ。炎舞が動けんようになったら止めに行くんは、俺とお前やし

氷狼

回復するとはいえ、試練前に暴れたらスカイに怒られるし

スターサファイア

珍しくまともだなw
それじゃ、可愛い後輩の善戦を祈りながら作戦を練りますか

スターサファイアと氷狼は談笑しながら、アメジストの試練観戦を再開した

ふたつの主役第３章～欲望に満ちた場～

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