TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
人狼がいる村。未知への恐怖…。

一覧ページ

「人狼がいる村。未知への恐怖…。」のメインビジュアル

人狼がいる村。未知への恐怖…。

1 - 人狼がいる村。未知への恐怖…。

2022年08月20日

シェアするシェアする
報告する

〜朝〜

一人の医師が山道を歩いていた事で村人の遺体が見つかったのだ

セト・ラーファ

…。

アルラ・ラーハ

皆様わかっている通り、村人の一人、ギーザ・ヒーリさんの遺体が見つかりました。

ゴウゴ・アーヴァン

まったく…。だから筋トレを進めたというのに…。

シーベ・キアラ

筋トレなんかしただけでなんとかなるわけないじゃろ…。

ゴウゴ・アーヴァン

なんだと?!

レイナ・ミリア

け、喧嘩はやめようよ!

ゴウゴ・アーヴァン

これは喧嘩じゃない!試合だ!

アルラ・ラーハ

皆さん。静かにしてください!

ゴウゴ・アーヴァン

…。

レイナ・ミリア

は、はい…。

シーベ・キアラ

まったく…

アルラ・ラーハ

あの遺体の痕跡は首の肉が完全に噛みちぎられていた。

アルラ・ラーハ

だがこの村の近くの山にいるのは猪や鹿とかくらいだ。

アルラ・ラーハ

ですから…。足跡から考えると…。

ゴウゴ・アーヴァン

なんだよ!言ってみろよ!

パリア・ラルク

こらこら…。そんな事、言っちゃダメでしょ…?

セト・ラーファ

み、みなさん…。落ち着きましょう!

セト・ラーファ

それで、ギーザさんを殺したのは一体誰なんですか…??

アルラ・ラーハ

…。落ち着いて聞いてくださいね?…人狼…。

セト・ラーファ

え?

アルラ・ラーハ

ギーザさんを殺したのは、人狼だと思われます…。

ゴウゴ・アーヴァン

んなわけねぇだろうがよ!所詮は迷信だろ!

ペーナ・ナラキ

け、喧嘩はやめようよ…!

レイナ・ミリア

ば、ばあちゃん…。

パリア・ラルク

落ち着きなさい。ミリア…。

セト・ラーファ

…!人…狼?!

人狼とはこの村に生まれてきたなら必ず聞かされる言い伝えである。

セト・ラーファ

でも、人狼は迷信なのでは…?

アルラ・ラーハ

…。いいえ、決してただの迷信なんかではありません。

シーベ・キアラ

…。

セト・ラーファ

し、シーベ…さん?

シーベ・キアラ

いや、なんでもないよ…。

ウレカ・ファルト

人狼がまさか本当に?

アルラ・ラーハ

はい…。人狼はこの世に確かに存在しているのです。

レイナ・ミリア

で、でも人狼の被害なんて新聞を見ても報道されてないですよ?!

アルラ・ラーハ

政府が隠蔽しているのです。

ゴウゴ・アーヴァン

隠蔽されてんのならどうしてテメェが知ってんだよ!

アルラ・ラーハ

私は政府直属の名医師。そのくらい、知ってて当然です。

ルオカ・キギカ

なるほど…。

ルルタ・サルア

で、でも人狼が存在して、この村にいるとするならばどうやって人狼を探すんですか?!

セト・ラーファ

ル、ルルタくん…。

アルラ・ラーハ

…。私に一つ案があります。

レイナ・ミリア

案…?

ゴウゴ・アーヴァン

言ってみろよ!

セリタ・アーヴァン

コラ。アーヴァン!そんな事言っちゃいけないでしょ!

ゴウゴ・アーヴァン

で、でも…。

セリタ・アーヴァン

冷静になりなさい!

ゴウゴ・アーヴァン

お、おう…。

セリタ・アーヴァン

すみません…!うちの息子が…!

アルラ・ラーハ

…いえ、問題ありませんよ。

セト・ラーファ

そ、それで…。案というのは…?

アルラ・ラーハ

そうですね…。では言いますよ。案は夕方までに誰が人狼か話し合いをし、人狼と疑われた人間を処刑する。という案です。

セト・ラーファ

…!

ゴウゴ・アーヴァン

テメェ!何言ってんだ!

アルラ・ラーハ

確かに疑わしい案です…。

レイナ・ミリア

街の騎士団さん達を呼んでも…?

アルラ・ラーハ

騎士団達がこの村に到着するのは短くて一ヶ月です。それまでにこの村の人々が生きていられる保証はありません。それに。

セト・ラーファ

それに?

アルラ・ラーハ

騎士団達は必要ありません。

シーベ・キアラ

やはり…か。

セト・ラーファ

え?

アルラ・ラーハ

…。お話良いですか?

セト・ラーファ

あ、すみません!

アルラ・ラーハ

では…。迷信にもあったと思いますが、人狼が人々がいる所に紛れている時その人々の中に役職に覚醒する人間が現れるのです。

セト・ラーファ

か、覚…醒…??

アルラ・ラーハ

えぇ。

ゴウゴ・アーヴァン

覚醒ってなんだよ!

パリア・ラルク

コラ。人の話を聞きなさい!

セリタ・アーヴァン

そうよ。ゴウゴ。

ゴウゴ・アーヴァン

わ、わかったよ…。

アルラ・ラーハ

…話を続けますが、人狼が現れた時に占い師、狩人、霊媒師という役職に目覚めるものがいるのです。そして覚醒は覚醒した事を覚醒した本人は本能的にわかるのです。

アルラ・ラーハ

代々人狼が紛れた時のために役職者としての能力を強くさせている家系もあります。

セト・ラーファ

つまり…!

アルラ・ラーハ

そう。この中に確実に役職に覚醒した者がいるのです。

セト・ラーファ

そういえば役職の能力は?占い師、霊媒師、狩人と仰っていましたが…。

アルラ・ラーハ

そうですね。言っておきましょう。占い師は占った人物を人狼かでないか確認する能力。霊媒師は処刑された人物が人狼かでないかわかる人物。狩人は人狼から人を守れる能力です。

ペーナ・ナラキ

そ、そんな能力が…!

ウレカ・ファルト

その役職なら余裕で人狼を見つけれるんじゃ…!

ルオカ・キギカ

それもそうじゃないか!

ルルタ・サルア

これならやれます!

アルラ・ラーハ

いえ…。一つ問題があるんです。

セト・ラーファ

一体それは…?

アルラ・ラーハ

人狼がその役職になりきりする可能性もある。という事です。そして役職を持つ人間はそれぞれ絶対に一人しかいない。人狼に騙され本当の役職者を処刑してしまう可能性があるという事です。

シーベ・キアラ

…。

レイナ・ミリア

そ、そんな…!

ペーナ・ナラキ

大丈夫なのかな…。

アルラ・ラーハ

…大丈夫かは分かりません。ですが行動を起こさなければ全員死んでしまうのは確実です。

ゴウゴ・アーヴァン

…。

アルラ・ラーハ

どうか私の案に賛同してください。

シーベ・キアラ

信じよう…。

アルラ・ラーハ

ほ、本当…ですか?!

レイナ・ミリア

行動を起こさなかったら全員死んじゃうのも事実だしね…。

パリア・ラルク

私はあんたの案に賛同するよ…。

ペーナ・ナラキ

み、みんなを守るためだもんね!し、しょうがないよね!

ウレカ・ファルト

やるしかないよな…。

ルルタ・サルア

少し不安だけどやるしかない!

セリタ・アーヴァン

行動しないといけないもんね。私は賛同するわ。

ルオカ・キギカ

そうだな。やるしかないよな!

セリタ・アーヴァン

ほら、ゴウゴ!

ゴウゴ・アーヴァン

わ、わーったよ!やれば良いんだろ!やれば!

セリタ・アーヴァン

さすが、私の息子!

セト・ラーファ

(無理矢理納得させた様に感じたのは僕だけだろうか?)

アルラ・ラーハ

…!みなさんありがとうございます。ですが夜も近づいて来ています。明日。会議を始めましょう。

全員「はい。」

アルラ・ラーハ

では、みなさん。御加護を願っております。

〜夜〜

???(人狼)

おいおい。どうすんだよ。

???(人狼)

あんな行動を起こすなんてよぉ…。どうすんだよ!

???(人狼)

ずっと言っていただろう…??人間を舐めるな。と。

???(人狼)

チッ…!

???(人狼)

良いか?確実に殺さないといけないんだ。分かってるよな?

???(人狼)

分かってるよ。

???(人狼)

ったく…!

???(人狼)

さぁ。殺しにいこう。

???(人狼)

今回は「あいつ」だな。

???(人狼)

俺はあいつが良かったけどな…。

???(人狼)

美味しいか美味しくないかで殺す相手を決めるな。愚か者。

???(人狼)

んだと?!

???(人狼)

おい。冷静になれ

???(人狼)

わ、分かったよ…。

???(人狼)

それじゃあ行くぞ。

???(人狼)

おう。

???(人狼)

わーったよ。

次回に続く☆

この作品はいかがでしたか?

0

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚