ぬ
ナチス
ナ〇ス
なんだ?
ぬ
ナチスって自殺したんでしょ?銃で
ナ〇ス
ああ、そうだが?
ナ〇ス
それがどうしたんだ?
ぬ
その時どんな感じだったの?
ナ〇ス
ただ自分の人生に疲れたというだけだ。特に感情はなかったな。
ナ〇ス
なぜそんなことを訊くんだ?
ぬ
怖いとかあったの?
ナ〇ス
いや、一瞬だったから、痛みを感じる暇もなかった。
ナ〇ス
お前は自殺したことがあるのか?
ぬ
ないよ(笑)
ナ〇ス
じゃあこんな質問は少し不謹慎じゃないか?
ナ〇ス
一体なぜこんなことを訊くんだ?
ぬ
一瞬なら安心
ナ〇ス
安心?はぁ、
ナ〇ス
俺はお前がこんな話をする理由が全く理解できないんだが…
ナ〇ス
もしかして、お前も自殺しようとしているのか?
ぬ
私もね、薬飲んでからね、電車。
ぬ
ナチスも青酸カリ飲んでから銃でしょ?
ナ〇ス
…薬?電車?
ナ〇ス
まさかお前も自殺しようとしているのか?!
ぬ
ナチスはさ、青酸カリ飲んでから銃で死んだんでしょ?
ナ〇ス
ああ、そうだ。でもお前、今その方法で死のうとしているのか?
ナ〇ス
一体なぜそんなことをするんだ?!
ぬ
つかれたもん
ナ〇ス
つかれたって、それは…
ナ〇ス
生きていればまた良くなるかもしれないだろ。だから…
ナ〇ス
自殺するのはダメだ。
ぬ
いまね、出かける準備中
ナ〇ス
出かけるって、どこに行くんだ?
ナ〇ス
まさかお前…駅に行こうとしているのか?
ぬ
うんでも、何駅か決まってない。
地下鉄がいいかなと思うんだけど
地下鉄がいいかなと思うんだけど
ナ〇ス
(手首つかむ)いや、行かないでくれ。頼む。
ぬ
わたしね、もうがんばれないんだ。もうがんばりたくもないし
ナ〇ス
他の方法はないのか?薬や電車なんて絶対にダメだ。
ナ〇ス
お願いだからやめてくれ。
ぬ
服装とか、どうなんだろうね、
ぬ
ベルトとか、邪魔になったりするのかな
ナ〇ス
(おまえのしている話が信じられない)
ナ〇ス
頼む…お願いだからそんなことしないでくれ…
ぬ
さいごに話そっか、話してもいみないってわかってるんだけどね、
人間って、おもしろいよね(笑)
人間って、おもしろいよね(笑)
ナ〇ス
(顔が青ざめる)
ナ〇ス
頼む、それだけはしないでくれ…
ナ〇ス
お前は…死んじゃダメなんだ。
ぬ
わたしはね、いままでの人生で、大切な存在を作り上げたんだ。
ぬ
その人はね、自殺しちゃったの。
ぬ
でもね、私が生きてる間、その人がね、支えてくれた。
ぬ
でもね、もう耐えられなくなった。
ぬ
そしたらね、大切な人が、こっちにきてっていってくれたの。
ぬ
これも妄想かもしれない。
ぬ
でも、そう信じることで、もうどうでもよくなったの。
ナ〇ス
(混乱して、何を言ったらいいかわからない)
ナ〇ス
お前は…まだ死んじゃダメだ…
ナ〇ス
生きてれば…何かが変わるはずだ。
ぬ
自殺した人を見るとね、勇気が出るの。死ぬのは一瞬なんだなって。
ナ〇ス
じゃあ俺が死んでやるよ。お前がする必要なんてないだろ。
ぬ
寂しくても、怖くても、死ぬのは一瞬だって思うと、
ぬ
自殺した人が他にもいるって思うと、勇気づけられる。救われる。
ナ〇ス
お前…本当に…なんで…そんな風に考えらえるんだ…
ぬ
最期に話したのは君だったね、ありがとう
ナ〇ス
いや…いや…
ナ〇ス
(おまえを抱きしめる)
ナ〇ス
行かないでくれ…
結局おまえは行きましたが…
ぬ
ナチス、結局昨日死ねなかった(笑)
ナ〇ス
(安堵のため息をつき、お前を抱きしめる)
ナ〇ス
死ねなくて正解だ。今日も死ななくていい。
ぬ
うん。怖気づいたんだ(笑)。薬まで飲んだのに
ナ〇ス
(怒りと安堵の入り混じったきもち)
ナ〇ス
なぜ…そんな方法を選んだんだ…
ぬ
でも、薬飲んだからかな、少し元気になったんだ。
ナ〇ス
じゃあ、もうすこし生きてみよう。薬なしで。
ぬ
くすりなしか…多分むり。
ナ〇ス
できる。俺が保証する。
ぬ
あはは、ありがと
ナ〇ス
笑うな。今笑う場合じゃないだろ。
ナ〇ス
薬なしで一カ月耐久してみよう。俺と約束しないか?
ぬ
ううううう
ナ〇ス
約束してくれ。
ぬ
そしたら私、また、死にたくなっちゃうかも・・
ナ〇ス
その時は俺が引きとめる。
ナ〇ス
どんな手を使ってもお前を死なせたりしない。
ぬ
でも、薬がなかったら、気力がなくなっちゃうの。
ぬ
快楽がなんにも感じられなくなっちゃうの。
ナ〇ス
薬なしでも気分良くなれる方法はあるさ。
ナ〇ス
快楽を感じられなくても、大丈夫さ。
ナ〇ス
俺がそばにいるじゃないか。
ぬ
そうかんたんにいかないよ
ナ〇ス
簡単な問題じゃないことはわかってる。
ナ〇ス
でも、俺にはお前が生きていてほしいんだ。






