ちびっこ吸血鬼！

どうせ、今日もいじめられるんだろうな。

いじめられることが分かっていても、 私は学校に行っていた。

心配させたくなかったから、 友達に、あいらに、そして、

じゃぱぱさん達に

そんなことを考えてたら、もう教室前だ。

急に耳のすぐそこでささやいた。

キンコーンカーンコーン

放課後

はぁ、気が重いなぁ

帰りの支度をして体育館裏に向かう。

いつもどうり、 殴られたり、蹴られたりもう何も感じない。

何だろう。

カッターの刃がこちらに向かってきた。

そこには、 私を庇うように立っているじゃぱぱさんがいた。

そして、小さいはずのじゃぱぱさんが 同い年ぐらいの男の子の身長になっていたんだから。