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平日の朝、ホームに立つ叶 イヤホンを耳に差し、いつもの電車を待ち、学校に行っている。
電車が到着。 混み合う車内へ乗り込むと、斜め前の位置に“あの男”がいた
叶
その男とは、叶と同じ制服を着ていて、 何度か学校ですれ違ったことはあるが面識はない。
見た目は、サラサラな髪の毛をしており、白髪の長髪で 制服を少し着崩して着ている。
叶
叶が見惚れていると、その男と目が合ってしまった。
葛葉
叶
叶は慌てて目を逸らすと、電車は動き出した。
翌日
叶
今日は駅のホームで叶は葛葉を見つける。
叶
その男のバッグから何かが落ちる、 恐らくキーホルダーだろう。だが、男は気づかず車両に足を踏み入れる。
叶
叶は落とし物を拾うと男と同じ車両に駆け寄った。
叶
朝の通勤ラッシュの車内は混雑しており、 男を見失ってしまった。
叶
叶
そんな事を思っていると、 不意に、後ろから誰かの手が叶の身体に触れる。
叶
叶
叶は怖くて振り返ることも出来ず、 電車の窓の反射で確認すると、後ろにいたのは、 50代くらいのサラリーマンだった。
叶
叶
叶は勇気を振り絞って声を出す。
叶
サラリーマンは気づかないフリをし、 さらに押し付けるような動きをする。
叶
叶が言いかけた途端、 誰かの手が叶の肩を掴んで引き寄せた
葛葉
低い声。睨むような鋭い視線。 相手の男は悪そうに目を逸らし、別の車両に逃げていく。
混雑の中、叶は呆然として葛葉を見つめる
叶
葛葉
叶
叶
手の中に握られた、キーホルダー。けれど、 渡せないまま、ドアが開く。
葛葉
叶
そのまま2人並んで、改札へ向かって歩く。 無言。少しぎこちない空気
信号待ちの横に並ぶ
葛葉
叶
葛葉
叶
叶
葛葉
すると、青信号になり、葛葉は歩き出す。
叶
葛葉
叶
と、叶は言いかけてバッグの中を探る。
叶
バッグに入れたはずのキーホルダーがなかったのだ。
叶
葛葉
叶
その後、男と別れ、教室についた叶は ふと、思い出し、自分の制服のポケットを探る。
叶
叶
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