ただの結婚なのに愛されました 。

まずは私の話をしましょう

私は日本の平和を守る 北条家の愛娘として生まれた

北条家は大正時代に

本来全員殺されるはずだった

しかしすんでのところで 当時の王が北条家を救った

その1件から北条家は王に 忠誠を尽くし

日本の平和を守ってきた

北条家は代々1人が"遺伝"する

遺伝とは

並外れた身体能力

殺しに適した体

それが遺伝

その遺伝した娘が

この私北条○○

北条は私を愛し、盾にしてきた

けどそんな生活も

3年後

貴方は消えた

ｶﾞｼｬｯﾝ!!!

ﾊﾟﾘﾝｯ!!!

お嬢様お止め下さいｯ!!

ﾊﾞｼﾝｯ!!ｶﾞｼｬｯﾝ!!

誰かーｯ!!!

お嬢様を止めてｯ!!

きゃァァァｯ!!

なりませんｯ!!お嬢様ｯ!!!

泣き疲れて眠ったらしい

けどその後も私の精神は安定することなく

北条は万次郎を探した

けど、

見つからなかった

お、お嬢様、

捜索隊が戻ってきたので話を聞 いたところ

佐野万次郎は、

失踪したそうです

かしこまりました

あいつを忘れて2年

お父様から、ある事を言い渡された

ｶﾁｬｯ

あるパーティー会場

そのパーティー会場はお偉方に 呼ばれたものだった

俺としては行きたくなかった

けどなぜか勝手に足が進んでいた

しかし入ってみればやっぱりめんどく

俺はバルコニーで海に映っている 月を見ていた

そんなとき、

思った反応と違った

北条○○はプライドが高く

美しく、敵には容赦なく、気高く

北条の顔とも呼ばれている人が

悲しそうな顔をしていた

○○の口から出た言葉の数々は

まるで北条に生まれたことを 後悔しているような口振りだった

話している間ずっと、

ずっと、海を見ているはずなのに どこを見ているのかわからなかった

口をついて出た言葉だった

自分でもなにを言っているのか 全くわからなかった

それを君は、

愚かだった

あんな守れもしない約束をしたことが

愚かだった

怜奈

如月怜奈

大手企業会社如月 コーポレーションのご令嬢

俺は昔婚約していた

だがあることがあり婚約は破棄になった