相澤消太
カリカリと教室中を鳴り響いていたシャーペンの芯を削る音が止まる
3日間に及ぶ期末テスト(筆記)はやっと終わり
勉強が得意な私も流石にエリート高校のテストには手こずった
〇は貰えらなくても△くらいはほしい
解答用紙を渡して机に突っ伏す
頭がパンクしそうだった
相澤消太
演出試験 すなわち実技試験
B組の子から聞いた話によると例年入試でも使ったロボットを使っているらしい
それならまあ問題は無いだろう
だけど妙に嫌な予感がする
なんでこんなに先生が集まってんの?
冷や汗が背中を伝う
今年は試験内容変えるなんて言わないよね
相澤消太
校長
突如現れた校長先生
「やぁ!」と元気よく手を挙げているけどこちとら疲れすぎて返す余裕もない
校長
奇数人数クラスで2人1組って
有難い様な有難くないような
相澤消太
次々とペアが発表された
私は切島くんと砂糖くんのチーム
・・・なんか私場違いなチームじゃない?
皆も私たちのチームを見て不思議そうな顔をしている
それもそのはずだ
The・格闘系!みたいなチームに何故私が入れられたのか・・・
どっちかというと尾白くんの方が良かったんじゃないかな
砂藤力道
切島鋭次郎
それでも切島くんと砂糖くんは私を歓迎してくれてるから 一生懸命頑張ろうと思う
私たちの相手となる先生はセメントス先生
コンクリート全般を操れるという個性はとても厄介だ
しかもロボットみたいに個別の実態を持つわけじゃないからきっと私の命令能力は使えない
チラッと相澤先生を見ればニヤッとした顔で私を見ている
あの人・・・わざと私をココにいれたな
「え?」と反応した砂糖くんに「なんでもない」と言って作戦を練り始めた
コメント
10件
続きお願いします
相澤先生、悪質だな~w
面白すぎる!