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母とテレビを見ていると、とてもかわいい 猫の映像が流れてきました。
リコ
お母さん
リコ
その猫はマロンという名前で全身真っ白だけれど 耳の先にだけ ホクロの ような小さなブチがある猫だったそうです。
マロンは母に一番懐いていて、母も妹のようにマロンを可愛がっていました。 でも母は中学生になった頃、マロンはご飯を食べなくなり、日に日に痩せていったそうです。 母は少しでも一緒に居たくて時間があればマロンの側にいました。そんなある日夢を見たそうです。
マロンは言葉を話していました。そして母の膝の上で
マロン 泣かないで… また、会えるから。あなたの家族に生まれてくるよ。 母は、泣きながら言いました。
お母さん
マロン 目印をつけて生まれてくるから、 必ず見つけてね そう言って目を閉じたマロンの姿は、まるで眠っているようでした
母が目を覚ました時、すでにマロンは死んでいたようです。 私は母の話を聞きながらふと髪の毛をかきあげました。 そしていつもの癖で耳にあるホクロを触りました。
お母さん
母は耳に優しくふれました
リコ
母はとても驚いた顔をして、私の耳をじっと見つめました。 そのうち母の目には大つぶの涙が溢れてきたのです。
お母さん
母は一枚の写真を持ってきました。 その写真には母とマロンが仲良く昼寝をする姿が映っていました。
リコ
そして、小さな頃、何度も見た不思議な夢を思い出していました。 私は暗闇から光がさす方へ歩いていきます。 ようやく明るい場所にたどり着くと、 今よりもずっと若いお母さんが赤ちゃんの 私を嬉しそうに抱きしめてくれているのです。
リコ
母は強く私を抱きしめました。
お母さん
今でも生まれる前から母と私は一緒だったなんて不思議な気がします。 どうでしたか? 初めての作品です! 1000いいね目指してます!! よろしくお願い致します!!! 1000いいねありがとうございます! 今度は2000いいね目指してます! どうかよろしくお願いします!! 💙💚💛💜❤💗💖💔💘💕💓🖤❣😊💞💐 読んでいただき(❁´ω`❁)アリガトウゴザイマス