僕は、昔から変わっていた
中学生の類
そして、僕はそんな自分が世界一キライだった
中学生の類
クラスメイト
クラスメイト
クラスメイト
中学生の類
中学生の類
僕は屋上が好きだった
僕をいつも見下してくるクラスメイトたちを、ここでなら見下ろせるから。
中学生の類
ここから落ちたら、どうなるだろう
僕は、衝撃を受け止められるのかな 受け止められなかったとしても、誰も困らないし……
中学生の類
ほんの好奇心で、僕はフェンスに手をかけた
中学生の類
今なら落ちられる それで、新しいショーの演出案を……
中学生の類
落ちたら、死ぬのに。 なに言ってんだろう。 そんなに僕は、言い訳をしてまで死にたいの?
中学生の類
そっと、足を一歩前へ踏み出す
その時だった
ガシャン!
???
中学生の類
先生
中学生の類
先生
先生
中学生の類
いつも静かで、不気味な先生だった その日は口調も荒くて、煩かった
大きな音にびっくりしたのかな
中学生の類
先生
そして、僕は話した。
変だと言われ、自分自身も気がついていたこと そんな自分に嫌気が差していたこと そして、屋上のことも全て 全て晒した
なんでだろう、先生には包み隠さず言えたんだ
先生
全て話し終わったとき、先生はポツリとそう言った
先生
先生
中学生の類
先生
先生
先生
中学生の類
先生
その笑顔に、どれほど救われただろうか
中学生の類
先生
中学生の類
先生
お前の『正解』を貫けばいい
中学生の類
中学生の類
僕は、そのとき初めて 自分でいていい、そんな気がしたんだ
瑞希
類
類
瑞希
瑞希
瑞希
類
瑞希
類
ガチャリ
類
司
類
司くんは、先生に似ている
類
司
類
類
司
僕は僕のまま、ずっとこのセカイを笑顔でいっぱいにしていきたい
コメント
1件
類の一人称が「ごく稀に俺」なのはこの先生がきっかけだったりして