僕を教えてくれた君　9話

9話　ヴァンパイア？

僕は強制的に家に連れてかれた

リビングにつくと...

泣きながら眠っている❤くんの姿があった

前までは執事が大好きだったのに今は”嫌い"という言葉が一番あっている

うちの家族は厳しいから何かあったら地下に監禁するのが当たり前らしい

確か地下にはいろんな人の死体があるとかで噂になってたな

もちろん僕は入ったことないよ。いつもお母様は絶対だったから

そして僕は自分の部屋にいったのだ

いつも通り部屋に入ったらなにかがおかしかった

そこには青財閥の家来たちが💗くんをボコボコ殴ってる映像が大きく映されていた

僕は初めて憎みという感情がでてきた

似合わない？それぐらい知ってる。💗くんは完璧だもん

でもそれでも一緒にいたいと思った。こんなこと初めてなの

何もすることができない。ひとまず💗くんがいるところを探すために部屋から出よう！

ｶﾁｬ（鍵がかかる）

❤くんは僕を安心させるようにしてくれたが❤くんも心配なようで声が震えていた

💗視点

おい！起きろ

地下に決まってんだろ

💙お嬢様ならそろそろ愛しの❤様と結婚の準備でもしてるんじゃねw

は？wこいつ何言ってんのw

💙お嬢様と❤様は相思相愛だろ

どこをどう見て言ってるんだ。こいつら

なんでだよwお前はいらないの。💙お嬢様の未来にお前はいらないの、わかる？

ﾁｯ

ボコッ！ボコッ！！（殴る）

弱っw あっそうだ！お前にいいものを見せてやるよ

ほら

見してもらったその画面には💙と❤がいて

ほら見ろ。💙お嬢様は💗を怖がってんだよ（洗脳？）

お嬢様の泣き顔みたくなかったら近づくのやめろ

お前は殴られとけばいいんだよ！！

このとき俺は💙から離れよう、そう思った。

だけどそんなことしたくないと思う自分もいて俺は涙しかでなかったんだ

僕は💗くんが殴られている画面を見るのが怖くてずっと❤くんの胸の中にいた

もう❤くんの服はびちょ濡れだ。だけど❤くんはそんなこと一切気にしないでただ俺を抱きしめてくれた

突然のカミングアウト？にびっくりしたがそのまま❤くんは話を続けた

胸が痛くなった。苦しい、辛い、悲しい感情がどんどん溢れてきた

この❤くんの声を聞いて僕は新しい感情...殺意というものが一瞬湧いたことに気づいた

すると

は？こいつ何言ってんの...

💗くんの声...

このときの💗くんの声は震えていて弱っていてもう死にそうな声だった

「おい！そろそろこいつ息しめようぜぇw」

💗くんの涙をみた瞬間僕の中でなにかが切れる音がした

そっからはもうなにも見えなかったし聞こえなかった

❤くん視点

💙ちゃんがなんか変...もしかして正気を失った？

目を開けた💙ちゃんの瞳はいつもと違った

いつもは雫のような綺麗な水色の瞳

今は鮮血を浴びまくった？ような鋭い赤い瞳

笑った💙ちゃんの歯には刃？があった...💙ちゃんヴァンパイアみたい

すると💙ちゃんは

執事さん...

やばい！こっちにくる...俺も吸われてしぬ！！

俺はいつの間にかすごい長い爪をもった手で優しく撫でられていた

💙ちゃんだ...！いつもの優しい💙ちゃん。でも姿はヴァンパイア

そして💙ちゃんは俺の前から姿を消したのであった