15分後——
○○
完成〜!
○○
テヒョンさーん!出来ましたよ〜
あれ…?
○○
テヒョンさーん…?
リビングの方へ行くと ヨンタンを抱いたまま眠っていた
すると私に気づいたヨンタンが 勢いよく飛びづいてきた
テヒョン
…ん
テヒョン
んぁ、あれ…?
テヒョン
寝てました…?僕…
○○
気持ちよさそうに寝てましたよ笑
○○
あ、オムライス出来ましたよ〜
テヒョン
お!やっと?!
テヒョン
食べる食べる食べる!
走ってキッチンへ向かって行った
テヒョン
うわぁ!めっちゃ美味そう
テヒョン
いただきまーす!
○○
本当はもっと上手く作れるんですけど笑
○○
こんな大きいキッチンで作った事ないから緊張しちゃって…笑
テヒョン
…っ?!
テヒョン
うま…
○○
ほんとですか?!
テヒョン
○○さん絶対才能ある!
テヒョン
僕専用のコックさんになってもらおうかな〜笑
○○
あははっ笑
○○
じゃあ毎日オムライスで!!笑
テヒョン
おい〜!笑
○○
あははっ笑
テヒョン
はははっ笑
え、何これ幸せすぎるこの感じ
テヒョン
こんなに笑ったの久しぶり笑
テヒョン
一緒にいたい…
テヒョン
コックさんじゃなくていいから
テヒョン
一緒に住んでほしい
○○
え…?
テヒョン
冗談ですよ〜笑
テヒョン
そんなマジな顔にならないでください〜笑
○○
はは…笑
だ、だって急にこんなこと 言われたら…
びっくりするし…
テヒョン
あ、お酒残ってたっけなー
そう言って冷蔵庫をあさりだす
テヒョン
あった〜!
テヒョン
○○さんも飲みます?
○○
一応未成年なので笑
テヒョン
え〜いいじゃないですか〜
テヒョン
じゃあ一口飲んでみます?
○○
そんな、いいですよ〜笑
テヒョン
そうですか?
ちょっと口をとんがらせて プシュッと音を立てて 缶の蓋を開けると
一気に飲みほしていく
テヒョン
っぷはぁ〜!
テヒョン
やっぱこれだな〜〜
○○
幸せそー笑
そこでふと見つけた 棚に立てかけてある写真
○○
あ!もしかしてこの男の子テヒョンさん?!
テヒョン
あー、はい笑
○○
かわいい〜!!
○○
この隣の人お母さんですか?
テヒョン
そうです
○○
すごい美人…
テヒョン
…
テヒョン
でも僕が高2の時、交通事故で亡くした
○○
え…
テヒョン
それで父さんは新しい人と結婚したから
テヒョン
離れて暮らしてるんです笑
○○
そんな…
テヒョン
新しく家族もできて
テヒョン
すごく幸せそうだから
悲しそうに笑うテヒョンさんを見て 思わずハグをした
ギュッ…
テヒョン
○、○○さん…っ
○○
へっ、わ、私なんでこんなこと…っ
○○
ご、ごめんなさいっ!
○○
帰ります!!!
なんで…っ
ガシッ
○○
えっ
少し強引に腕を引っ張られたと 思ったら
そのままテヒョンさんに 抱きしめられる
テヒョン
行かないで
テヒョン
お願い…
テヒョンさん…
私は何も言わずに 抱きしめ返した