愛璃
おはよー!
雪愛
おっ、愛璃おはー!
愛璃
今日も寒いねー
これだから冬は嫌いだよー
雪愛
えー、私は好きだよ冬♡
愛璃
どうして?
雪愛
だって……
愛璃
だって?
雪愛
クリスマスとかあるから、
どの季節より彼氏とラブラブに
なれるんだもーん!♡♡
愛璃
あーはいはい。彼氏持ちはいいですねー
雪愛
でもさー、愛璃学校一美人なのに、なんで
彼氏できないんだろうねー(笑)
愛璃
学校一美人かは知らないけど……、本当になんで彼氏
出来ないのー5組まであるはずなのにー!
雪愛
って!あんたが振ったんでしょ!!
1年の男子全員!生意気な!
愛璃
だって私同級生よりも年上の方が好きなんだもん!
雪愛
残念ー。今どき年上彼氏なんでそうそう
できませーん
愛璃
もう!なんで雪愛ってば人の幸せを願えないのよー
雪愛
願ってます願ってます(笑)
愛璃
嘘つき!
先生
出席とるぞー。席つけー。
雪愛
え!先生もう来たし!
愛璃
本当!もうこんな時間
雪愛
じゃあまた
愛璃
あとでね!
先生
はーい
村上ー
クラスメイト1
はい
先生
田中ー
クラスメイト2
はい
愛璃
(毎日毎日同じことの繰り返し。みんないいよねー。聖なる夜に一緒に
過ごす人がいて!私もいつか好きな人できるのかな?……。)
そう。私水無月愛璃高校一年生は
生まれて此方好きな人が出来たことがない
先生
今日なー、先生出張いかなきゃいけなくて
みんな補習になったちゃったんだ。適当にワーク
出してくから、もし、終わったらみんな適当に
生活してくれ!ごめんなー。
クラスメイト1
まじか!ラッキー
クラスメイト2
遊んじゃおー
愛璃
……?
雪愛
……
愛璃
(な、なに?口パクでなんか言ってる)
雪愛
(う、ち、らも)
愛璃
(うちらも、ワーク終わったら外遊びいっちゃおーよ)
雪愛
あはは!
愛璃
ふふ
でも、先生がいなくなった日にまさかあんなことが
おきるなんて、また私は思いもしなかった
クラスメイト3
お前、ワーク終わった?
クラスメイト5
終わった終わった
クラスメイト2
えー、いーなあたしまだー
クラスメイト4
よし!外で遊んじゃおうぜ!
クラスメイト5
いいな!いくか!
クラスメイト1
おう!
雪愛
愛璃ー終わった?
愛璃
うん、終わったよ
雪愛
まじか!さすが学年トップどうせ、
全問正解なんだろうなー……(¬_¬)
愛璃
な、なによその目は
雪愛
お願い!
愛璃
嫌よ
雪愛
えー!まだ何も
愛璃
ワーク写さしてでしょ?
雪愛
なっ!どうしてまさか愛璃エスパー?……
愛璃
あんたがいいそうなことなんてそれくらい
雪愛
お願いします愛璃さま
愛璃
はぁ……まあ私も雪愛がいないと嫌だから……
今日だけよ。
雪愛
やったー!
愛璃
もうっ!
雪愛
貸して貸して
愛璃
あー、そこは36そう!
雪愛
あー終わった
疲れたー
愛璃
私も(笑)
雪愛
じゃあ中庭で話でもしよっか
愛璃
そうだね
雪愛
でねー、うちの彼氏がさー
愛璃
あ!そうだ!
雪愛
どうしたの?
愛璃
雪愛さ、うちの学校のヤンキーの話知ってる?
雪愛
え!何それ?
愛璃
私もよくは知らないんだけど、2年生にとんでもないヤクザの息子
がいるらしくて、顔もカッコイイし、頭もいいんだけど、めっちゃ
喧嘩強いとか……
雪愛
あー、私ちょっとそれ知ってるかも。
愛璃
それって本当にうちの学校の話?
雪愛
うーん……どうだろう。私のカレサッカー部じゃない?
愛璃
うん。
雪愛
サッカー部に所属してるとかいう噂……的な?
愛璃
そんな、曖昧な……
雪愛
まぁとにかく、2年生には気を付けろってことじゃない?
愛璃
そうね……
健人
ごめん、ボールとってくれない?
愛璃
あ!こ、これですか?
足元にボールが転がってきていた
それも結構な勢いで
愛璃
今蹴ります!
雪愛
え!ちょっとまって愛璃あんた運動……!
愛璃
っ痛っ……空ぶったー
雪愛
できないじゃないって言おうとしたんだけど、
凛時
ったく!ばか健人!あんまボール本気で蹴んなって言ったろ?
健人
あー本当にごめん!
愛璃
い、いえ大丈夫です……
健人
で、でも……
雪愛
あー大丈夫ですよ私がやりますんで、
愛璃
はい!
凛時
そう。じゃあ行こう健人。
健人
うん
愛璃
や、やばい雪愛
雪愛
え?……
愛璃
恋したかも……
雪愛
まじで?
雪愛
あの、ボール蹴ってきた人?!
確かにカッコよかったけど……
愛璃
いや、もう1人の方
雪愛
え、まじかあっち……
愛璃
あは、は
クラスメイト3
起立!礼。さようなら
クラスメイト1
さようならー
クラスメイト5
さようならー
愛璃
さようなら……
雪愛
愛璃帰ろ!
愛璃
うん!
雪愛
まさか、本気で好きなの?
愛璃
わかんない……
健人
あ!ボールすかした子!
凛時
本当、偶然
愛璃
え……?
雪愛
ちょっと当てて置いてすかした子はないでしょ……
って
愛璃
2年生なんですか?
健人
うん。そうだよ。言わなかったっけ?
愛璃
はい。
凛時
俺達2年2組
健人
月ヶ瀬健人と
凛時
一条凛時
愛璃
あっ!水無月愛璃です。
雪愛
……。西条雪愛です
健人
俺達、今帰るとこだけど愛璃も?
愛璃
(ドキっ)
(いきなりよびすて?)
あ、えとはい。
凛時
一緒に来る?
雪愛
え?
愛璃
え?
凛時
だから、一緒に帰るか聞いてんだけど、
愛璃
あ、はい是非
雪愛
え、ちょっと
凛時
じゃあいくぞ
一緒に帰ることになってしまった。
やっぱり凛時先輩はカッコイイ
でも、さっき健人先輩に名前を呼ばれた時のドキドキは
なんだったのだろう
健人
でもさ、凛時
凛時
うん、何?
健人
一緒に連れてきちゃったのは、いいんだけど、この時間
1番電車混むよ。
凛時
あ……
雪愛
だから言ったのに……
凛時
あ?
雪愛
い、いや……なんでも
愛璃
あ、大丈夫ですよ。別に
健人
だってよ。
凛時
じゃあ俺達の前にはいっとけ
凛時
来た。
おい、水無月
愛璃
は、はい
凛時
お前こっちこい
愛璃
え?
グイッ
手を引っ張られ、強引に2人で列車に乗り込まされる
凛時
おい、健人。お前その女連れて別んとこから入ってこい。
ここはもういっぱいだ。
健人
え?あ、あぁ
雪愛
その女って……
ねぇ愛璃ー!
愛璃
あー、あとでね!
愛璃
……
(気、気まずい……)
凛時
おい、水無月
愛璃
はい
凛時
俺の前入ってろ
愛璃
きゃあ
凛時
ここのほうが安全だろ
愛璃
あ、はい
(なんだ!怖い人かも知れないって思ったけど、意外といい人じゃん)
愛璃
(え?スカートが)
凛時
はっ騙されたな?俺はお前の体付きが好みなんだ。
せいぜい可愛がってやるよ
愛璃
んっっはぁ。あぁ
凛時
あんま、おっきい声だすなよ
周りに聞こえてもいいのか?
愛璃
いっあぁやっだ
凛時
じゃあ我慢我慢
愛璃
むりっ
凛時
しーっ(笑)
愛璃
きゃ
凛時
(小声)
あれー後輩。指がどんどんはいってくよ
愛璃
んっ本当に指はだめぇぇんっあ
凛時
はは、可愛い
めっちゃ感じてるよ
愛璃
んっあっあぁぁぁんっ
凛時
え?イッちゃうの?まだだーめ
愛璃
ふへぇ?んっ
愛璃
もっむりですっあぁん先っ輩っ
凛時
やばいやりたくなってきた
愛璃
いくっいくっあぁぁぁん、
んっあっあぁぁぁんっ
凛時
あーあいっちゃった指抜くよ
愛璃
あっはぁんはだぁめぇ。
気持ちいいよぉ。
もうやめていやだぁ
凛時
これもっとしてほしい?
凛時
エッロ(笑)
愛璃
あっあっあっまたまたイッちゃうのぉ
凛時
可愛いすぎんだろお前
愛璃
はぁはぁ
凛時
あっついた
またしてあげよっか?
愛璃
もういやだやめて下さい
凛時
どうしよっかなー
愛璃
(私はとんでもない人と知り合ってしまったようだ)