冷たい風が吹き、少し肌寒い季節
先日、16歳の誕生日を迎えたばかりの私は
見てはいけないものを
見てしまった
友人との待ち合わせに間に合うため
裏道を使い、走っていた
蒼
バンッバンッ
蒼
蒼
蒼
蒼
私は好奇心に負け、建物の中へ入ってしまった
???
蒼
???
蒼
蒼
???
カチャッ
蒼に拳銃を向ける
蒼
???
蒼
蒼
蒼
???
???
ドカッ
???は、蒼に対って殴りかかった
が
振り下ろされた拳が、蒼に当たることはなかった
ササッ
蒼は華麗に避けると、???のことを睨んだ
蒼
???
???
???
蒼
急に視界が真っ暗になり、蒼の意識は途絶えた
寒い
痛い
怖い
疲れた
目が覚めると、色んな感覚が押し寄せてくる
蒼
口はガムテープで塞がれ、声は出せない
手足は手錠のようなもので拘束されていて動かせない
蒼
そう思い、私はそっと目を閉じた
意識が飛ぶ瞬間
思い出したのは
虐待を受ける私をかばってくれた
初恋の人だった
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