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連載ブクマ失礼します
連載ブクマ失礼します!
603タップ?!?! 流石花夜ちゃん...✨ ってかほんと赤くんの嫌われの中で1番好きすぎる...✨ 今回も神作をありがとうございます✨
花夜
花夜
花夜
花夜
花夜
花夜
☘この星見上げてキミを想おう☘
続き
僕はりぃに連れられて 屋上に来ていた
またお弁当か、と思って追い返そうとしたけど
話とやらがあるそうで
るぅ
りぃ
あぁ、あれか
るぅ
りぃ
るぅ
無言で購買でかった菓子パン をかじる
りぃは涙目になっている
りぃ
るぅ
まぁ、心配させたくないとか
そうゆうことなんだろうけど
りぃは少し考えたあと、こういった
りぃ
るぅ
りぃの口からでた言葉は予想の斜め上だった
るぅ
それ以外にないけど…
りぃ
なんで?
なんでりぃが兄弟を嫌いになる?
だってりぃは厳しく叱られることだってあるが、普段はいつも優しくされている
るぅ
菓子パンを食べ終わり、袋をたたむ
るぅ
りぃは、
泣いていた
りぃ
りぃ
るぅ
りぃ
るぅ
りぃ
りぃ
りぃ
りぃ
りぃ
りぃ
そんなの、自分だったら絶対嫌だ
本当に家に居場所がなかったのは
りぃだったのかもしれない
るぅ
お弁当を毎日届けに来るのは
いつもお弁当を置いてく、僕に対する反抗だったのかもしれない
僕が食べなかったお弁当をりぃのかばんにいれておく
そんなもの 誰も食べたくないだろう
何を思ったのか自分でも 分からなかった
るぅ
りぃの頭を撫でていた
りぃ
ただ
りぃが可哀想なだけ
りぃの首元に新しい傷が 増えていた
風当たり、強くなっちゃったんだ…
るぅ
りぃ
僕はりぃの肩を軽く抱きしめた、
僕がしないからできない
りぃが感情を押し込んだのは僕のせいでもあるのかもしれない
いつの間にかりぃも僕を 抱きしめ返していた
ぎゅぅ…と服の裾を握っている
るぅ
学校で嫌われたばかりにあんな対応をされているんだから、
か細い声だけと僕には はっきり聞こえた
りぃ
キンコンカーンコーン
この状況に不似合いな陽気なチャイムが鳴り響いた
るぅ
りぃ
涙をぬぐって無愛想に返事するりぃを確認して
屋上からでた
るぅ
しぇ
しぇは元気だな
なな
ななはにっこりと微笑んでいる
るぅ
なな
りぃの本音を知っているから、少し体が震えた
るぅ
るぅ
なな
しぇ
義兄は青ざめてるけど 知ったこっちゃない
ダンダンダンッ
課題に取り掛かっていると 階段を駆け上がってくる音がした
まぁ、だいたい誰か分かるけど
りぃ
予想通り、勢いよく部屋に入ってきたのはりぃだった
りぃ
るぅ
りぃ
るぅ
りぃの服の袖を捲くりあげた
赤い切り傷が 治りかけのものもあったら
今にも血が流れそうなものまで
るぅ
りぃ
あぁ、そっか
僕がしないから…か
しばらくの間無言が続いた
なな
部屋に入ってきた なながそう聞く
るぅ
会話の内容を知ってるってことはそうなんだろうけど
なな
ななはりぃに手を伸ばす
りぃの手は震えていた
それが、驚きなのか、怒りなのか
知らないけど
それを見たとき
パシッ
と乾いた音がした
なな
僕がななの手を振り落としたから
るぅ
りぃ
僕は今の今までりぃを 嫌っていたくせに
りぃの本音でここまで 変わってしまう
ななは驚いていた。 もちろん、りぃも
でも真剣そうに
なな
りぃ
話ってなに?
なな
僕に出ていくことを提案してくれるならそれほど
嬉しいことはないんだけど
家族全員で話し合おう
その言葉の通り全員集まっていた
誰も話そうとしない
はぁ…とため息をつく
るぅ
懐かれたのか
ちゃっかり、りぃは僕の隣に 来ている
さと
どうやら、なな以外誰も話 とやらを知らないらしい
でもこの雰囲気に 緊張してるらしい
なな
その言葉にみんな僕を見た
仕方ないんだろうな
るぅ
るぅ
ななを睨んでそう言う
ななと僕が睨みあっていると
さと
きっと、りぃも同じ気持ちだ
りぃを横目で見ると
コクリと頷いた
僕とりぃの意思をみんなに ぶつける
さとも内気なりぃがこんな風に頷くとは思ってなかっただろう
その証拠にさとは 目を見開いて驚いている
なな
ころ
しぇ
なな
なな
だろうな…
りぃ
りぃが一瞬震えた気がした
僕はりぃの手を握った
少しでもりぃが安心できるように
なな
さと
真っ先に声を上げたのは さとだった
なな
りぃ
りぃは答える代わりに頷く
るぅ
なな
ころ
しぇ
るぅ
みんなが驚いて僕を見た
るぅ
るぅ
息を整えてから僕はりぃに こう聞いた
るぅ
りぃ
りぃ
りぃ
なな
なな
るぅ
なな
りぃ
なんで僕?とは思ったけど、実のところ僕もりぃと話したい
なな
るぅ
りぃ
るぅ
感謝されるようなことは してないと思う
りぃ
るぅ
るぅ
りぃ
りぃは笑ってた
りぃはそのまま部屋から出ていった
るぅ
僕の頭にはりぃの笑顔が残っていた
るぅ
鏡に写った 自分の頬が赤かった気がした
僕は何故か外にでて、公園にいた
るぅ
今頃なにを話してるんだろう
りぃが家族の輪に入れるならそれが本望だもんね
なんか… 僕の目的変わってる気がする…
るぅ
ひとりでそうつぶやく
そう言えばニュースで流れ星が流れるっていってたな…
るぅ
その流れ星に見惚れてると
母の声を思い出した
流れ星に願ったらその 願いは叶うのよ
そんなわけないのに
と、幼い僕はそう思っていたけど
今では星に願いたい
るぅ
勿論 その‘’皆‘’に僕は含まれてないけれど
りぃに頼れる兄弟ができるなら、 それでいい
そんな願いを否定するかのように 電話がかかってきた
ぷるrrrr…
るぅ
なな
スマホ越しに聞こえる声は今にも 泣きそうだった
なな
るぅ
それからというもの 僕は走り続けた
なんで!? りぃは家にいるはずでしょ!?
るぅ
病室に入り込むなり
りぃの寝顔が目にうつった
まるでおとぎ話のワンシーンだった
なな
ベットの脇にある 椅子に腰を掛けているなながいた
なな
るぅ
ベットの隣にある机には 星型のクッキーがあった
流れ星が描かれた透明な袋で ラッピングされていた
るぅ
なな
なな
るぅ
初耳だった、
なな
なな
目をつむるりぃを愛おしげに 見つめる
なな
だんだん、わかってきた…
僕よりも幼い頃に両親を失った、
りぃの為に僕らと一緒に住むことに承知した
この人、りぃのことが
るぅ
なな
あぁ…
冷たい、とか家族じゃないとか 思ってたけど
誰よりも優しかったんだ_?
るぅ
窓から入ってくる風がとても 心地よい
なな
この言葉をりぃに伝えられない ことが辛い
止まることのない流れ星の逆襲
宇宙から見た星はただのゴミで
流れ星は降るんじゃなくて 落ちている
そんなものに願いを唱えてどうするのだろう?
叶うわけない、
でも、
るぅ
僕は、…もしかしたら
宇宙のゴミにすがりつく程の 願いをもってるのかもしれない
起きろ、起きてよ
そう、願ったとき
りぃの手が動いた気がした
るぅ
なな
るぅ
なな
驚いたのか少しの間固まっていた
なな
ふたりでどきどき見守る
なな
そう言って看護師さんは 出ていった
るぅ
安心した途端に膝から崩れ落ちた
なな
仲良し…なのかは分からないが打ち解けるとは思わなかったな、
りぃ
なな
りぃ
なな
ななはぽろぽろと涙をこぼしながらりぃを抱きしめた
さと
勢いよく病室にさとが 入り込んできた
りぃ
うまく喋れないのか初めてあった頃のようにたどたどしい
抱きしめ合う3人を見て、 足が下った
血が繋がっていれば一緒担って抱きしめることが出来ただろう、
りぃ
るぅ
言われたとおりりぃの隣に行く
りぃ
るぅ
りぃは僕を思いっきり抱きしめた
顔に熱が上るのがわかった
りぃ
るぅ
起きたばっかの癖に!
なな
さと
るぅ
りぃ
僕の言葉にきょろきょろとあたりを見回す
さと
なな
さと
なな
ふたりは病室からでてった
そして、ふたりきり
何故か緊張する
りぃ
るぅ
りぃ
るぅ
いじめもあったしてっきり 転校するのかと思ってた
るぅ
りぃ
るぅ
何年か前はこんなふうに話せるとは思わなかったな
風でりぃの髪がなびいた
さらさらで…綺麗、…
りぃ
しばらくりぃに見惚れていたけどずっと気になっていたことを 思い出した
るぅ
りぃ
りぃ
るぅ
りぃ
りぃ
りぃ
りぃは冗談でも言うように笑った
りぃはきっと
嫌われたら人にいじめられる
そう思ってる、そして 僕たち兄弟にもそう思ってる
るぅ
ころ
しぇ
りぃ
なな
伝えなきゃ
ころ
ぎゅうっところはりぃを 抱きしめた
りぃ
さと
さとはあの星型のクッキーを 指差していった
しぇ
りぃ
なな
ななはクッキーの入った袋を あけた
星型のクッキーが背景とあいまって可愛らしい
りぃ
なな
全員
て、言うのも
2年前の話で
僕は高校3年生になっていた
あの後僕らが どうなったかって言うと
別々になって今はもとの三人兄弟
里親が見つかったとかなんとか
せっかく家族として いけそうだったのに
るぅ
友達から手渡されたのは
白い封筒に入った
るぅ
いやお前にかかれば誰でも 可愛いじゃん
手紙をみると
今日の7時に公園で待ってます
るぅ
るぅ
昼休みだし間に合うでしょ
ガチャ……
重い錆びた扉が開く音がした
るぅ
居なくない?
いたずらかな、?それとも 時間を間違えた?
それにしても、
屋上なんて久しぶり…
最後に行ったのって
りぃの本音聞いたときだ
真正面から声がした
高くて、安心できるような…
でも聞いたことあるような声
るぅ
目の前にいたのは
ピアスあけた赤髪の子
結構…いやものすごく可愛い
俺ってことは男子なんだ それとも俺っ子かな?
りぃ
るぅ
そういえば、
この赤髪って…
るぅ
りぃ
花が咲くように笑って喜ぶ
るぅ
ちょっと前まで兄弟だったのに何故か緊張する
りぃ
るぅ
りぃ
頬を膨らませて怒っているりぃは不覚にも可愛い
るぅ
りぃ
るぅ
りぃ
なにを驚いてるんだろうこの子は
りぃ
るぅ
りぃ
るぅ
バンッ
そんな音をたててりぃは 屋上からでた
凄い変わってた、
前までいじめられてたし、こっちが本当のりぃなのかもしれないけど
そして、7時
そういえば朝、ニュースで
とか言ってたな
公園の入口にたって 棒立ちしてたら声がした
りぃ
背後にりぃがいた
るぅ
りぃ
りぃはいいとこあるじゃん、なんて笑いながらブランコに座る
りぃ
そう言われ、りぃの隣の ブランコに座った
るぅ
上を見上げると
星が輝いていた
その瞬間
一本の線が素早く空を横切った
それをはじめとしてたくさんの星が夜空を横切る
りぃ
るぅ
暗闇から見上げた夜空は
星が降るみたいで
そういえば、さとやななは 今何してるんだろ
るぅ
聞いてみようと思ったけど
りぃ
りぃを見てると 何も…言えなくて
しばらく、りぃの横顔に見惚れた
突然
黙っていたりぃが口を開いた
りぃ
りぃ
るぅ
ぼくは_
流れ星何を願う?
2年前のぼくは、りぃがみんなと家族でいられるように願ったっけ?
りぃの瞳が
僕をまっすぐに見据えてる
夜風でさらさらとなびく髪が 綺麗だった
りぃ
……りぃを幸せにしたい…
るぅ
こんなの
りぃ
こんなの
りぃを好きみたいじゃん
いや、…好きなのかな
僕は迷って
迷って、こう言った
るぅ
正直言って好きなのかは 分からない
ただ、りぃは大切だから
りぃ
るぅ
りぃ
るぅ
りぃ
るぅ
りぃの様子に僕まで緊張する
りぃ
るぅ
どうゆうことか 一瞬分からなかった
これは告白?
るぅ
りぃ
りぃは黙ってうなずいた
目の奥が熱く感じた
りぃ
弱々しいりぃはまるで、 何年も前のようで
るぅ
駄目だな… 手が震える
嫌とか、そんなんじゃなくて
なんだか、暖かいものが 僕の中に広がった
このとき、
好きかもしれないが、
好きに変わったんだ
僕の気持ちを伝える、
りぃの瞳をまっすぐに見て
るぅ
るぅ
‘’大切なことは目を 見て伝えなさい‘’
幼心に覚えている、父の言葉
りぃ
りぃの顔が赤く染まった気がした
りぃ
りぃはそう言った後、
幸せそうに笑って
りぃ
るぅ
2人で空を見上げる
今度は、2人
静かに手を繋いで
その時
今日、一番綺麗な流れ星が 流れたんだ__
花夜