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11回目の告白を_。【1話完結】

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11回目の告白を_。【1話完結】

1 - 11回目の告白を_。【1話完結】

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2021年12月11日

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キーンコーンカーンコーン

呼鈴の音と共に、

私は君に10回目の告白をする

『好きです!』

『付き合って下さい!』

『ごめん。君とは付き合えない。』

帰ってくる返事は、 いつも同じ。

でも、

それでも、私は

君のことを諦めきれない。

顔を赤らめて返事をする、

そんな君が好きだから_。

『何回もごめんね、、』

『でも、私、君のこと諦めきれなくて、、』

『好き、、なんだ、、』

『君のこと、、』

『ごめん、、』

わかってる、

わかってるよ、、

私がどれだけ告白しても、

君が、OKしてくれる日が 来ないことぐらい、、

『遥香ちゃん!』

『ん?夢乃どうしたの?』

『隣のクラスの優希君、』

『遥香のこと好きらしいよ!』

『え?!そうなの、、?』

初めて知れた、

君の気持ち。

とても、嬉しい、、。

"OK貰えるまで、告白してみよう"

そう決意した。

ガチャ

家の空気が、重たく感じた。

『明日優希君に何て告白しようかな』

そう考えていた時、

あるニュース速報が入った。

『ニュース速報です。』

『今日午後3時頃、』

『路上にて、高校生の男の子がトラックに轢かれるという事故がありました』

『被害者の男の子は、』

『山崎優希君(16)と見ています』

『そして、午後4時頃、』

『搬送された病院にて、亡くなったことが判明しています』

『ッ!!』

昨日、初めて知った。

もう君に、

11回目の告白ができないこと。

私が好きだった君が、

もうこの世に居ないこと、

私は、青い空を見上げる

『大好きだよ、優希』

私は今日、

君に、11回目の告白をする_。

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