莉桜
そんな独り言を呟く。
特に一緒に帰る友達も、親友もいない。
家に帰ってもいいことはない。
叱られるだけだ。
校門前の『私立立花中等学校』と彫られた門を横目に足を勧めてゆく。
そうすると、怒声が聞こえた。
その怒声に驚いて転けている人もいる中私は怒声の方へ向かった。
一方的に怒声を浴びせて其の儘帰っていった。
あの人はクラスメイトだったはずだ。
クラスのマドンナの高宮さん。
藍
そして怒声を浴びせられて殴られていたのが神凪さん。
同じクラスの人だ。
男子からは人気で、でも冷たくあしらう子。
莉桜
藍
莉桜
莉桜
莉桜
藍
莉桜
藍
莉桜
藍
神凪さんは苦虫を噛み潰したような顔をした。
可愛いという言葉に反応しているようだった。
此れは俗に云う可愛いからこそ苦しい。のようなことだろう。
_で片付けれればいい問題だが。
そんな言葉じゃ足りないくらいの苦しさがあるのだと感じた。
私は_
この子に惹き込まれてしまった__
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