結華
ひっく…
結華
おかあ…さん…
結華
おとう…さん…
結華
やめてっ…
母親
あんたなんか産まなきゃ良かった!
父親
こんなのが俺なの子供だなんて恥ずかしい
結華
わた…しは…うっ!
殴られては泣き、親のいない時間帯に公園に逃げていた。
今でもあの時の痛みが蘇ってくる。
私だけが不幸だと思っていた。
結華
ぐすっ…
???
君、どうしたの?
結華
あなたは…?
???
僕は
陽葵
陽葵(はるき)。アザがあるけどどうしたの?
結華
じつは…
私を唯一助けてくれたのは同い年の陽葵。
優しくて、笑顔が素敵だった。
その時の私の話を誰よりも真剣に聞いてくれていたと思う。
でもある日、それすらも
壊れた。
結華
…!
結華
お母さん!お父さん!
親が起きると何者かに刺されていた
結華
だっ、誰が…
???
あぁ…
結華
陽葵…何で!
陽葵
結華を助けたかった。
陽葵
僕も一緒にここで死ぬ。
結華
待って…!
ザクッ
その瞬間、陽葵は泣きながら無理矢理笑って心臓に包丁を刺した。
包丁が陽葵の体を貫通した。
結華
はる…き…
私には叫ぶような気力もなかった。
そこからは世界から光が消えたかのような地獄の日々だった
どこに行っても、思い出すのは陽葵の笑顔だった。
結華
もうヤダ…
何日も近くを彷徨い歩いていた。
結華
お腹空いた…
結華
喉も…乾い…た
結華
。。。(lll __ __)バタッ
数日経つと私はあっという間に倒れた
結華
これで死ぬのか…
結華
もうちょっと生きたかった…
結華
でも陽葵の所に行けるのか…
結華
悪い事をした人は地獄に行くって陽葵が言っていたし
陽葵は地獄なのかな?
陽葵は地獄なのかな?
結華
また会えるといいな
気付くと病院のベッドだった。
結華
(私…生きてる?)
結華
(良かった…助かった)
私は窓に目をやる
結華
陽葵…そっちにはまだ行けないね
『僕の分までちゃんと生きて』と返ってきた様に私は感じた。
コツ…コツ…
???
お?もう起きたのか
結華
だっ、誰…?
結華
…!
私が何者かに拐われそうになった その瞬間風が吹いた
"異能力 北風"
強い風が吹くと目の前の人達は飛ばされていった
???
間に合ったか
モブ
誰だお前…!
???
起きろ黒槻結華!
結華
なんで私の名前を…!
???
いいから!
???
私は新形 サキ(にいがた さき)!
サキ
あんたにもあんでしょ、異能力!
結華
いっ、異能力…?
サキ
聞いた事ない?
結華
っ…
結華
異能力
狐と黒薔薇
モブ
何だこの薔薇…
其奴に絡みついた薔薇はグッと其奴の首を絞めつけた。
モブ
アガッ…
サキ
これはアンタが殺した訳では無い。
そして私はサキのやっているポートマフィアに訪れた。
森さん
そうだね、いいんじゃない?(・∀・)
サキ
えっ、ボスちょっT((
森さん
サキ君が言うんだから、よっぽどの人なんでしょう?
サキ
は、はぁ…
森さん
んじゃあ、今日からよろしく結華ちゃん
主
今回は短編 『結華のポートマフィア入社話』
を読んで頂きありがとうございました!
を読んで頂きありがとうございました!
主
今回は1日空いてしまったので二本投稿です!
主
次話からは現代に戻ります!







