テラーノベル
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キーンコーンカーンコーン
チャイムの音が静かな教室に響く
カーテンの隙間からこぼれる光
その光は橙色に輝いていた────
気づいたら時計は3時を過ぎていた
et
et
私はそう思い慌ててカバンを手にした
やけに廊下が静かだ
いつもはもっと賑やかな廊下は一変したかのような
静けさだった
et
親友のnaとrnを待たせている
もう廊下にいるのか、?
でもいつもなら2人は
『etさん遅いー!』
『早く来てーッ』
などと、教室のドア越しに行っくるのに
今日はそんな声は聞こえない
ありえないことが起こってる
et
なんでかも分からず怯えている自分
とりあえず廊下に出てみようとドアに近づいた
教室の廊下側の窓から見えた廊下
何故かみんな固まってる
一言も喋らず
息も吸わず
et
声が出ない
衝撃な光景
なんで、
そんな疑問が頭をよぎる
et
廊下に出てみるとみんな固まっていた
先生も、友達も、クラスメイトも
気づいてみれば動いてるのは私だけだった
そんな不気味な廊下────
考えるほど疑問が出てくる
この場の状況を把握しきれない
しばらく廊下を歩いていると
親友ふたりが居た
みんなと同じように固まってる
まるで石像のように────
その顔は笑顔で2人はお互いを見つめて笑っている
et
呼びかけても返事は無い
ただ、私の声が廊下に響くだけだった
et
今度は肩を叩いてみた
やはり反応は無い
et
不安と恐怖が私を襲う
返事は無い、
肩を叩いてもダメ
瞬きすらしない
すると、私の背後から
コツコツ
et
背後から誰が近づいてくる音がする
どんどん近づいてくる────
ya
et
そこに立っていたのは同じクラスのyaくんだった
この学校の不良だ────
私は怖くて話しかけたこともなく
特に関わりがあった訳でもない
恐る恐る私は彼に気になってることを聞いてみた
et
et
ya
ya
et
戸惑いが隠せない
確かに外を見てみると鳥も動かずとまってる
et
ya
ya
et
とりあえず歯向かわず着いて行ってみることにした
部活中の先輩たちが走ったまま固まってる
ボールも
風も
夕陽の光でさえとまっている
ya
ya
放課後だけ…?
じゃぁこの時間、私たちは────
ya
ya
そう言うと彼は微笑んだ
どこか寂しい目をしている彼が────
彼の赤い瞳に夕日が映る
2人だけの世界────
私の放課後は、今日から変わってしまった────
放課後2人だけの時間
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コメント
1件
神作ですか?!本当に面白いです!!続き楽しみにしてます!