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コメント
11件
狐
お母様も狐族で
名の無き子狐
名の無き子狐
雫
雫
名の無き子狐
雫
立派な狐で
花冠神社の巫女をしてた
雫
雫
名の無き子狐
巫女と狐が共に過した
夢のような世界だった
お母様はとても優しかった
雫
名の無き子狐
雫
雫
雫
私の好きな物を知ろうとしてくれた
雫
名の無き子狐
雫
でもイタズラ好きだったなぁ、、
名の無き子狐
雫
雫
名の無き子狐
雫
名の無き子狐
雫
お母様はよく笑ってくれた
雫
雫
よく褒めてくれた
治也
雫
雫
治也
雫
雫
治也
名の無き子狐
治也
雫
名の無き子狐
治也
治也
名の無き子狐
治也
雫
雫
治也
そこで初めて治也に会ったね
その何千年後にプレゼントを貰ってね
雫
雫
名の無き子狐
雫
それで渡されたのが
人形だった
名の無き子狐
雫
名の無き子狐
雫
お母様はテンションが高い訳ではなかった
それでも誰よりも感情があった
雫
雫
雫
名の無き子狐
雫
朝は一緒に走ったり
稽古して
日が暮れたら
仕事で忙しそうだったけど
悪霊に悩まされたり
怨霊を祓ったりして
毎日大変そうだったけど
それでも僕とずっと過してくれて
私に悩み事を話してくれた
夜は寒かったけど
一緒の布団に入れてくれて
とても温かかった
そんな日が毎日続くってそう思ってた
でも違った
お母様は6000年前からずっと生きてる
そして僕と6000年過ごした
体が限界だって薄々気がついてた
もう休まないとダメだって
幼いながらに分かってた
これ以上一緒には過ごせないって
それでもお母様は休まないで僕と
体を苦しめた張本人とずっと過ごした
僕がこの形になった時
お母様とは違う場所に居た
鳥かごの様な
狭くて自由がない
何も出来ない館に居た
?
〇〇がそう指示を出した
だから神社に行った
でもそこに会ったのは優しいお母様の姿じゃなかった
そこに居たのは
倒れたお母様だった
その時が初めて声を出した
『お母様』
って初めて呼んだ
なのにお母様は反応してくれなかった
その時にはもう息してなかった
狐
狐
狐
律
狐
瑠伊
音歌
狐
治也
狐
治也
狐
狐
狐
狐
狐
狐
狐
狐
治也
狐
狐