幸 福 眼 前 ~ 時代に翻弄された少女達 ~

⚠️注意⚠️

今回、かなり痛ましい内容となっております

ですが、最初の所は事実です (主のひいおばあちゃんが見た光景)

苦手な人は此処でストップ 心構えが出来た人はこの先へ

それでは

行ってらっしゃいませ

( ｶﾞｻｶﾞｻｯ

あの時,,, 私は、火だるまに なっている人々を見た

急な事過ぎて、唖然としていた ,,,けど、危険に気が付いた

ﾁﾗｯ ( 焼夷弾が見える

止めようとした時には、もう遅かった

火を消すために、川に浸かった人々は,,,

焼夷弾、それは,,, 家を、人を、町を燃やす為の爆弾

そんな爆弾には可燃性の物が 多く含まれている 例えばそう、油

油が浮いている川に 燃えている人が入ったら,,, ,,,想像がつくだろう

人は燃え、辺りには悲鳴が響く それすらも時々、空襲警報のサイレン でかき消される

気が付けば、私は防空壕で朝を迎えていた

川岸でぼーっとしている私を 見知らぬ人が連れて来てくれたらしい

どうやら、一人一人 泣いていた理由は違うらしい

( ﾄｺﾄｺ

知らなかった

戦争が、こんなに恐ろしい物だと

両親とははぐれてしまった

多分、もうあの人達は死んだ あの川に飛び込んだのを見たから分かる

私の叔母は沖縄にいる

叔母の元にいけば、少しは安心して暮らせる

沖縄に行く為のお金は,,, ,,,軒下に埋まっているお金を使おう

この時、何となく分かった

親友が、もうすぐ死んでしまうのだと

お姉さんも、安徳君も 何故か必死に止めてきた

だけど、そんなのどうでも良くて,,,

ひたすらシュウちゃんの元に走った

1945年 8月2日

富山大空襲

亡くなった方 およそ3000人

どうか安らかに お眠りください