赤愛され 通報×
リクエストありがとうございます!
俺の家は普通じゃないらしい
ママもパパもいない
でも寂しくない
独りじゃないから
孤独だった俺を救ってくれた人がいる
その人といま一緒に暮らしている
衣食住不自由なく過ごせている
赤
赤
いつものようにクローゼットの中に 息を潜めていたら人に見つかった
出るようにと言われ、 渋々クローゼットの中を出た
赤
長い廊下を歩き、階段を降りて 1階の玄関に着いた
他の人もたくさんいる
扉が開くと皆一斉に 真ん中を開けて頭を下げる
紫
微笑む彼は彼等が慕っているボス
赤
そう言うと紫ーくんは俺の存在に気づき すぐさま走ってきた
そして勢いよく抱きついてきて バランスを崩しかける
紫
赤
他のみんなはその光景に慣れている人 半分驚いている人半分と分かれている
紫
赤
紫
赤
正直部屋に戻りたい
人と関わるのは慣れていないから
赤
黄
青
桃
青
橙
一気に騒がしくなる空間
俺は声をかけずに息を殺していた
黄
すぐに気づかれ他の3人もこっちに来る
青
青
赤
橙
赤
桃
赤
桃
黄
黄
青
桃
橙
赤
赤
赤
もうそんな子供じゃない
それに迷惑をかけてるように 感じてしまう
急に家に来て、住み着いて 疲れているのに俺に構ってくれて
なにか役に立ちたいけど 居てくれるだけでいいって 甘えてたら駄目だ
俺も仕事しないと、
紫
赤
紫
紫
赤
仕事をしたいと言ってもやはりこうなることは分かっていた
何度も頼んでみたが、無理だった
青
扉の隙間から誰かが話しかけてきた
赤
赤
青
赤
赤
青
青
赤
青
赤
何を言っても居てくれるだけで 充分という言葉ばかり
嬉しいけどそれじゃあ駄目だ
紫
桃
橙
赤
黄
青
赤
赤
赤
逃走通路よし
荷物よし
変装用のフードよし
赤
窓から飛び降りて、こっそりあとから 着いていく部下たちの車に乗り込んだ
気づかれていないようだ、
紫
黄
青
紫
紫
桃
紫
桃
紫
紫
動いてた車が止まり、着いたのかと 確認する為に窓の外を見てみると
黒いスーツを着た紫ーくんたちが 車から降りていた
俺も着いていこうと、車を出た
でも気配を消して着いていかないと すぐバレてしまう
小さい時はどんなに隠れてもすぐに 見つかってしまった
でもいまなら、
青
赤
青
黄
いつの間にか5人に囲まれていて 軽々と青ちゃんに持ち上げられている
紫
紫
赤
桃
赤
赤
赤
赤
思い出したくなかったのに つい口に出してしまった
小さかった頃は捨てられただなんて 分からなかった
いつか帰ってくる迎えに来てくれるって 思っていた
でももう分かっている
迎えはもう来ない
なんの取り柄もない人間だから
俺に飽きてしまったから
きっと目の前にいるこの人たちも いつかは飽きてしまうんじゃないか
俺に嫌気をさすんじゃないか
そんなことはないと安心する自分と 不安になる自分がいて 気づいたら涙が溢れていた
紫
優しく名前を呼ばれた
でもただ俯いていた
すると頬をむぎゅっと捕まれ 目を合わせられる
紫
紫
紫
赤
赤
桃
黄
青
赤
橙
紫
赤
赤
紫
紫
橙
黄
桃
青
赤
赤
赤
赤
黄
赤
紫
黄
赤
赤
みんなのことがもっと大好きになった
みんなも俺のことがもっと大好きに なってるといいな
黄
とある日の朝
会議室に紫ーくん、と膝の上に 乗っている俺
そしてソファに座っていたり、向かい側の椅子に座っていたりと 各自自由に座っている中
1番に声を上げたのは黄くん
紫
赤
最近、学校というものを知り 俺も行ってみたいと紫ーくんに 頼んでみた
紫ーくんは賛成してくれたが 他の4人はあまりいい顔をしていない
青
青
桃
桃
橙
橙
橙
赤
紫
紫
黄
桃
青
桃
紫
他の4人もなんとか許してくれて ついに学校に入学する日になった
黄
赤
黄
青
橙
桃
青
桃
黄
紫
赤
青
赤
青
赤
黄
赤
青
青
青
赤
赤
紫
紫
紫
紫
紫
赤
赤
おしまい
コメント
19件
うわぁぁぁ...まじ最高すぎます ありがとうございますッッッ 律さんの作品好きすぎるのでまたリクエストしてもいいですか...? 赤くんが重い病気なっちゃって余命が...的な話お願いしていいですか🥺 あっ青赤多め赤愛されで...
最高すぎました!!!私もリクエスト良いですか??もし良ければ黄赤の共依存で他のメンバーも赤くんを狙おうとするけど黄くんしか眼中にない、みたいな!分かりにくくてすみません💦律さんの作品大好きです!
リクエスト失礼しますっ このリクエスト集のPrinzessinの続きみたいな感じで兄弟に姫なことがバレる、みたいな話見たいです…!