テラーノベル
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🏙️ 棒人間「ゼロ」と高所恐怖症 ある日の放課後、ゼロとガーディアンは学校の屋上へ向かっていた。 「今日は屋上から夕焼けを見ようよ!」 ガーディアンが誘ったのだ。 ゼロも最初は、 「うん、ちょっと楽しみかも」 と答えていた。 そして二人は屋上へ到着した。 「わぁ……高いな!」 ガーディアンが景色を眺める。 でも、ゼロは一歩も動かなかった。 「……。」 「ゼロ?」 ゼロは恐る恐る足元を見た。 その瞬間、表情が固まった。 「……む、無理……」 「え?」 「下……見えない……高すぎる……」 ゼロは慌てて視線をそらし、壁の近くまで下がった。 足に力が入り、体全体がこわばる。 「ここ……怖い……」 頭では「大丈夫」と思おうとしている。 でも、頭の中では何度も同じ言葉が響いていた。 ――高い。 ――ここは高すぎる。 ――下を見ちゃダメ。 ――早くここから出たい。 風が吹くたびに、その考えがさらに強くなる。 「……っ!」 ゼロの肩がびくっと跳ねる。 「落ち着いて……落ち着いて……」 自分に言い聞かせても、声が震えてしまう。 「足が……動かない……」 出口は見えている。 なのに、ものすごく遠く感じる。 ほんの数秒が、何十分にも感じられた。 ゼロはもう一度だけ周囲を見ようとした。 しかし高さを意識した瞬間、胸の奥がざわざわして、すぐに目を閉じた。 「見たくない……」 「ゼロ?」 「下を考えたくない……でも……考えちゃう……」 ゼロは両手を握りしめた。 「怖い……怖い……」 ガーディアンはゼロの前に立って、下が見えないようにした。 「ゼロ、景色は見なくていいよ。僕だけ見て」 「……うん……」 「今は一歩ずつでいい」 ゼロはガーディアンの声だけに意識を向けた。 「一歩……」 足を動かす。 「……できた……」 また一歩。 「もう少し……」 まだ怖い。 まだ体はこわばっている。 それでも、出口が少しずつ近づいてくる。 そして―― 出口の扉が閉まった。 「……ふぅ……」 ゼロは壁にもたれながら、大きく息を吐いた。 しばらく何も言えなかった。 「……怖かった……」 「うん」 「頭の中まで、怖いことでいっぱいになってた……」 「もう屋上じゃないよ。ここは安全だから」 その言葉を聞いて、ゼロはようやく肩の力を抜いた。 「……もう高いところは嫌だ……」 ガーディアンはうなずいた。 「次は地面の近くにしよう」 「……それがいい……」
チャンス@メイド化@ヤンデレ化
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コメント
1件
**はる。だわー!** 第5話読んだよ!高所恐怖症の描写がめちゃくちゃリアルで、ゼロの「頭では大丈夫と思いたいけど体が拒否する」感じ、すごく伝わってきた。足が動かない、出口が遠く感じる心理、わかるなあ…。ガーディアンの「僕だけ見て」「一歩ずつでいい」って声かけ、優しすぎて泣けるわ。無理に克服させようとしないスタンスが本当にいい。次は地面の近くってフォローも完璧。 バトル回も好きだけど、こういう日常の小さな葛藤を丁寧に描くのも良いね!更新楽しみにしてる🔥