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マスターの黒歴史

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マスターの黒歴史

2 - マスターの黒歴史No.2

♥

44

2022年04月01日

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マスター

こんにちは/こんばんは

マスター

小説喫茶『クルミ』へようこそ。

マスター

今日は私の病み期の話をご紹介します。

マスター

前回の
マスターの黒歴史
とはまた違う話なので、ぜひ最後まで見て頂けると幸いです。

マスター

では、どうぞ(*^^*)

昔のマスター

13歳の誕生日、大嫌いな母親と祖母にプレゼントを貰った。

昔のマスター

誕生日は嫌いだ。どうしていっぱいいっぱいな僕に、気軽に
「プレゼント、何がいい?」
などと聞けるんだ?
それに、正直に欲しいものを言えば、
「何だ、ゲームか。」
とがっかりされる。

昔のマスター

ここでも、母親の気を損ねないよう僕が配慮しないといけない。

昔のマスター

どうして?なんで?
母親と一緒にいるだけで緊張状態になる。

昔のマスター

母親が全部悪いんだ・・・。

誕生日当日

マスターの母親

マスター!

昔のマスター

・・・何?

マスターの母親

はい!これ!

誕生日カードを渡された。

巫山戯んな。どうせこれで僕の気分をよくさせようとしているんだ。

マスターの母親

早く開けてみて!

昔のマスター

・・・。

渋々メッセージカードを開けた。 そこには、こう書かれていた。

マスターへ 13歳のお誕生日、おめでとう!! お母さんの子に生まれてきてくれて ありがとう!! お母さんより

昔のマスター

こんな綺麗事ばかり並べやがって・・・

昔のマスター

僕の気持ちも知らずに・・・ッ巫山戯んな・・・ッ!!

昔のマスター

そんなことを思いながら、一人部屋で泣いた。静かに泣いた。そのメッセージカードを抱き締めながら。

昔のマスター

『お母さんの子に生まれてきてくれてありがとう』

昔のマスター

その言葉で、怒りは自分の方に向いた。

昔のマスター

母親は、こんなにも僕を大切に思ってくれている。

昔のマスター

僕を、愛してくれている。

昔のマスター

その大切なことに気付いた時、僕はこう思ってしまった。

母親を嫌いって思っている僕が・・・ッ 僕が全部悪いみたいじゃないか・・・ッ そんなこと言うなよ・・・ッ 巫山戯んな・・・ッ

昔のマスター

そう思った僕は、自己嫌悪に襲われた。泣いて泣いて泣きまくって。目はパンパンだった。

昔のマスター

そこから、ほぼ放心状態になった。
頭の中では、死というゴールに辿り着くための計画を細々考えていた。

昔のマスター

薬物の大量摂取

昔のマスター

絞殺自殺

昔のマスター

できる限り、痛い思い・苦しい思いをせずに逝きたい。

昔のマスター

貴重な時間をそのためばかりに使った。

昔のマスター

でも、それだけでリスカ・アムカの何倍も効果があった。
心が、軽くなっているような気がした。

昔のマスター

母親の一言だけで自己嫌悪を感じた。

昔のマスター

他人に会うことが怖くなった。

昔のマスター

外にすら出たくない。

昔のマスター

・・・ただただこうして、自殺計画をたてることだけが、当時の唯一の趣味だった。

マスター

・・・はい。いかがでしたか?

マスター

なんだか懐かしいです(*^^*)

マスター

では、また次回、お会いしましょう(*^^*)

マスター

最後まで読んで頂き、ありがとうございました( ´∀`)

昔のマスター

いいね!、メッセージ、お待ちしております。ありがとうございました(*^^*)

マスターの黒歴史

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