少年は高校生になった
ポン、
空
あの、
空
このハンカチ…
蘭
…?、
蘭
あ、それ私のだ!
蘭
拾ってくれたの?!
蘭
ありがとう。
空
どういたしまして、
空
、じゃあ、…
蘭
あ、ちょっと待って!
(腕を掴む
蘭
名前なんて言うの?
空
僕の名前を知ってどうする、
空
知ったって君の得することはなにもないよ。
スタスタ、
蘭
あ、あの!!
蘭
私は、
蘭
あなたの名前を覚えておきたいんです。
蘭
いつか、恩返しをしたいから、
空
僕の名前は如月空。
蘭
教えてくれてありがとう!。
空
あと、言っておくけど、
空
恩返しなんてしなくていいよ
空
迷惑なだけ
蘭
……!?
友達なんかいらない。
僕は人の寿命が見えるから。。
もう、昔みたいに悲しい思いはしたくない
これは逃げてるって言うんだろうな。
翌日
今日も憂鬱な1日が始まる
蘭
あ!
蘭
空くん!
蘭
おはよう!
空
なんのつもりだ、
蘭
私は空くんと友達になるって決めたの!
空
は?…
空
だから迷惑って言っただr…
蘭
迷惑でも、私は
蘭
友達になりたい
空
自己中すぎる。やめてくれ、
蘭
どうしてそんなに
蘭
避けるの?
蘭
私のこと、嫌い?
空
あぁ。嫌いだ。
蘭
そ、っか。
蘭
ごめん。
タッタッタッ、
次の日から彼女は学校に姿を見せなくなった
僕は今、彼女の家の前にいる
謝りに来たわけじゃない。
プリントを届けにきただけ。
\ピンポーン/
蘭
はーい!
蘭
あっ!空くん!!
蘭
心配してくれたの!?
空
違う。これ、プリント、
蘭
とか言いながらちょっとは私の事
気にしてたくせにー
気にしてたくせにー
空
ふざけるな。
蘭
とりあえず、入ってー!
空
は?
空
僕は帰る。
蘭
そんなこと言わなきでよー!
蘭
今お母さん居ないし!
蘭
ね?
蘭
ほら!
続く