ut
風呂から上がってインカムをつけた時
聞き慣れない声がした。
em
ut
ut
em
ut
屋上に着くと
1ヶ月ぶりくらいの君がいた。
声を聞くのも久しぶりで、あの時名前を言われなかったら気づかなかっただろう。
空を見上げる君は、寂しそうな顔をしていた。
ut
em
ut
em
ut
em
数秒の沈黙の後、emが口を開いた。
em
ut
em
em
ut
ut
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em
em
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em
em
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em
emとは全くと言っていいほど会わないし関わりがない。
けど、それは僕だけだと思っていた。
でも今気づいた。
誰も、emの話をしたことはない。
それどころか食堂に顔を出したことすらないし、誰かがemと話しているのも見たことがなかった。
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em
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em
em
em
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em
em
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em
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図星ではある。
実際、emに敬語を使えていないほど、僕はemのことを認識していない。
em
ut
em
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em
em
em
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em
em
em
ut
この基地に図書室があるなんて知らなかった。
そこに、1人でおったんやな、emは。
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em
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