少女A
ねぇねぇ

少女A
9時9分9秒のおまじないって知ってる?

少女B
何それ?

少女C
分かんない〜

少女A
あのね、9時9分9秒に鏡の前で呪文を言って、その後にお願いすることを考えながら寝ると鏡の世界に行けるんだよ

少女B
そうなんだ

少女C
えぇースゴい

少女A
それからね……。

アリス
おっとこれ以上部外者に話をされたら困るからね。ここからは私が話をするよ。

アリス
その前に私の名前はアリス、そして肩に乗ってる猫の名前はシェリー青い瞳に黒くてサラサラな毛並み、最高に素敵でしょ!

アリス
あっ、おっほん自己紹介はここまでにして話の続きをしよう。と言っても話すことなんてないんだけどもうあの人達に全部言われちゃった。

アリス
でもこれだけは言われてなかった!鏡の世界で待っているのはそうこの私、あぁもう物語が始まる時間だじゃみんなバイバイ

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明里
それでね、9時9分9秒に鏡の前で

花
もう、あかりその話何回も聞いた!

明里
だって本当にすごい話だし、それに集先輩のこともあるし。

花
はぁ、何で今集先輩のことが出てくるの?意味分かんないし、もう帰るから!

私(花)はイライラしながら急ぎ足で家に帰った。そしてふと我に返った
花
私何でそんなに怒っちゃたんだろう。せっかくあかりが心配してくれたのに、そんだ明日あかりに謝ろう

そして私(花)はあかりが言っていたことを思い出した
花
9時9分9秒に鏡の前で呪文を言ってから願い事を考えながら寝るんだよね。あれでもそのあとは何だったっけてゆうかそもそも呪文ってなんて言うの?

母
花、ちょっと牛乳買ってきてくれる?

花
えぇなんでよめんどくさいやだよ

母
今日は花の大好きなクリームシチューだよ、でも牛乳がないから出来ないや

花
分かった、買ってきます!

花
もう、今呪文につい考えてたのにでもクリームシチューも食べたいし

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シェリー
おっあの子鏡の世界について悩んでるぞ、なぁアイツに呪文教えてきてだめ?

アリス
だめ!あんなクリームシチューと一緒に考えてるやつなんてだめよ

シェリー
なんでだよ〜

アリス
私はちゃんと鏡の世界に行きたい、手考えてる人じゃなきゃ嫌なの!

シェリー
めんどくさ、わざわざそのために一人一人の呪文に関する記憶を消して、俺の気持ちにもなれ!

アリス
分かった、ありがとうでもこれだけは譲れないから。
