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時暮館の殺人

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時暮館の殺人

4 - 【時暮館】 二日目

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2025年04月28日

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時暮館、深夜。

役者、加賀拓也は、眠りから覚める。

重い瞼を擦り、加賀は身を起こす。

加賀 拓也

もう時間か…

加賀はそう言うと、部屋を出る。

階段をゆっくりと降りる。

特にやることもない為、1階で暇を潰そうと居間へ向かおうとする

加賀 拓也

早く起きちまったし、何するか

加賀 拓也

いてっ

拓也は、本来何も無いはずの廊下の通路でぶつかる。

加賀 拓也

なんだ…?

加賀 拓也

わっ

そこには、黒いフードを着た何者かが立っていた

加賀 拓也

おい、お前そんな所で何してるんだ?

拓也はその人物に話しかけるが、反応がない。

加賀 拓也

おい、だからお前何して

その人物は急に振り向く。

加賀 拓也

うわぁ、なんだよ

その人物は、加賀と見つめ合う。

加賀 拓也

お前かよ。おい、何とか言えよ

その人物は、手に持っていた”凶器”を上にあげる。

加賀 拓也

うわぁっ

そして、そのまま加賀に━━

ドガッ

加賀 拓也

あぁ、痛ってぇ

頭に強い衝撃が走る。 頭から、何か液体のような物が流れ出す。

加賀 拓也

血だ、なんで、痛い。こんな、やめろ

加賀 拓也

誰か、助け

ガンッ

拓也の意識は、時と共にブラックアウトしていった…

花山陸斗は、夢を見ていた。

齋藤 浩宮

斗…!

齋藤 浩宮

陸斗…!!!

浩宮が、あなたを呼ぶ声がする。まだ夢の中なのだろうか。

齋藤 浩宮

陸斗!おい陸斗!

あなた(花山陸斗)

うわぁ!

齋藤 浩宮

やっと起きた、おい、拓也が、早く!

あなた(花山陸斗)

拓也さんが、なんだって?

齋藤 浩宮

“死んでんだよ”!

あなた(花山陸斗)

なんだって?!

あなたはその言葉を聞き、寝起きのまますぐさま布団を放り投げる。

あなた(花山陸斗)

おい、冗談はよせよ

齋藤 浩宮

いいから早く来い!

浩宮に腕を掴まれ、引っ張られるように部屋から出る。

伏見 舞

拓也…?なんでこんな

齋藤 浩宮

陸斗が起きた。そしてこれは一体どういうことだ!

齋藤 浩宮

なんで拓也が殺されてるんだ!

三枝 宗明

まて浩宮。先に役者のみんなも起こすのが普通じゃないのか?

齋藤 浩宮

なっ、おい、俺を疑ってるって言うのか!

あなたが階段を降りると、浩宮と宗明が口論をしている。

そして、その横には、頭から血を流して床に倒れ込んでいる拓也の姿が…

横には、怪訝そうな顔をしている舞がいる。 他の役者の人達は皆、起きていないみたいだ。

三枝 宗明

待てよ浩宮。

齋藤 浩宮

な、なんだよ

三枝 宗明

俺はお前の事を”疑う”事を言っていないぞ

齋藤 浩宮

はっ

三枝 宗明

全員集まって居ないのに、なぜそんなに話し合いをしようとするんだ、と、疑問をかけただけだ。

三枝 宗明

それに、なぜ”殺された”と分かるんだ?

齋藤 浩宮

伏見 舞

嘘でしょ浩宮、あんたがやったの!?

三枝 宗明

いや舞、それはまだ早い。
浩宮、あんた何か関係してるんじゃないのか?

齋藤 浩宮

浩宮は倒れている拓也に目を向ける。

齋藤 浩宮

ははっ

伏見 舞

浩宮?

齋藤 浩宮

はははははっ!

齋藤 浩宮

いや早ぇよお前ら!なんで分かるんだよ!

三枝 宗明

は?

加賀 拓也

おーいまじで早いって

倒れ、血を流していたはずの拓也が起きる。

伏見 舞

嘘でしょ!?

舞はそれを見て、後ずさりする。

加賀 拓也

嘘じゃねぇよ。俺はしっかり起きてるし、生きている。

齋藤 浩宮

昨日の夜、拓也に頼んだんだよ。

齋藤 浩宮

“殺人ドッキリ”しようぜって

三枝 宗明

うわぁ…

???

あぁ。よろしく頼む

???

ははっ。分かってるよ。
俺にかかればそんなもん、イチコロだ

齋藤 浩宮

期待しているからな。この作戦、絶対に失敗出来ない…

齋藤 浩宮

本当に、失敗するんじゃねぇぞ?

齋藤 浩宮

じゃあ、お前も眠れ。
もう夜も遅いだろう

齋藤 浩宮

あれ?時計は…

加賀 拓也

時計なら、この館には無いぞ

...

三枝 宗明

くっそまじか…

宗明は頭を抱えしゃがむ。

齋藤 浩宮

いやぁ、拓也マジでナイスだわ。あんたに頼んで良かったよ

あなた(花山陸斗)

えぇ、つまり、拓也さんは本当は死んで居なくて、ただの二人のドッキリだったという事か?

齋藤 浩宮

そうだ

齋藤 浩宮

いやぁ、あんたらの驚きっぷり、しっかりと見させてもらったよ

加賀 拓也

それにしても、宗明。あんた、結構頭いいんだな。

三枝 宗明

あ、あぁ、ありがとうございます

加賀 拓也

よし、そろそろ皆んな起きてくるだろうし、俺はもう一眠りするか

齋藤 浩宮

俺も。深夜からやってたから眠すぎる

そう言い、二人は自室へと戻って行った。

三枝 宗明

騙された…いつか絶対仕返ししましょう

あなた(花山陸斗)

そうだな。流石に不謹慎すぎる

玄関ホールで立ち話をしていると、後ろの扉が開く。

花乃 奏音

あれ?みんなおはよう

どうやら、花乃奏音が起きてきたようだ。

伏見 舞

おはようございます

花乃 奏音

起きるの早いね。3人とも。玄関で話してるけどなんかあったの?

あなた(花山陸斗)

いえ何も。

花乃 奏音

そう?なら良かったけど

花乃 奏音

あっそうだ。朝ごはん食べる?スクランブルエッグぐらいなら作れるよ

三枝 宗明

大丈夫ですよ。起きたばかりなのに

瀬田 浩二郎

それに、朝食なら私が作っております

いつの間にか階段の近くに居た執事に、その場にいた人はびっくりする。

あなた(花山陸斗)

浩二郎さん!いつの間に

瀬田 浩二郎

奏音様が起きられた所からずっとおりましたよ

瀬田 浩二郎

居間に、朝食がございます。よろしければ、どうぞ

三枝 宗明

ありがとうございます

花乃 奏音

やった〜

花乃 奏音

じゃあ、私先にご飯食べるけど、陸ちゃん達は来る?

伏見 舞

陸…ちゃん?

花乃 奏音

陸斗くんの事ね、舞ちゃんと明くんは来る?

三枝 宗明

俺は書斎に行きたいな。朝はあんま食べれないんだ

あなた(花山陸斗)

俺は行こうかな

伏見 舞

僕も行くよ

花乃 奏音

りょ!それじゃあ、れっつごー!

そう言うと奏音達は、居間の扉を開け、中へと入っていった。

瀬田 浩二郎

宗明様。書斎の位置は、ご存知でしょうか

三枝 宗明

分かってますよ

瀬田 浩二郎

承知致しました。では、私はこれで

三枝 宗明

ありがとうございます

そのまま二人は、別々に行動しに行った。

奏音、舞、陸斗が居間で食事をする。

花乃 奏音

それにしても、このオムライス美味いね

伏見 舞

だね。浩二郎さん料理上手いんだなぁ

花乃 奏音

私も負けてないけどね!

あなた(花山陸斗)

まだ僕らは奏音さんの料理食べてないですから、今は分かんないですね

花乃 奏音

確かに!

花乃 奏音

任せてよー!料理はいっちょ前なんだから

そのような他愛もない会話をしていると、居間の扉が開く。

鈴木 綾人

おはざいまーす

綾人の挨拶に、三人とも挨拶を返す

鈴木 綾人

みんな早いねぇ
舞さんと陸斗さんも、朝早い感じ?

あなた(花山陸斗)

俺は本当だったら寝てたんですけどねぇ

伏見 舞

僕も寝てたんですけどねぇ

伏見 舞

あいつらがねぇ…

二人の言葉に、奏音と綾人は首を傾げる。

鈴木 綾人

まぁ、早起きって良い事ですよ

綾人が来て数分、また居間の扉が開く。

???

みんなおはよう

鈴木 綾人

おっ、悠人!

どうやら、この館の主、綾川悠人が起きてきたようだ。

綾川 悠人

久しぶりだね、綾人に奏音

花乃 奏音

あややんお久ー!

鈴木 綾人

久しぶり

綾川 悠人

舞さんに、陸斗さんは、初めましてですね

二人は、小さく礼をする。

綾川 悠人

あれ、加賀達はまだ寝てる?

あなた(花山陸斗)

拓也さんなら、もう一回寝に行きましたよ

花乃 奏音

まじ?あいつまた寝に行ったんだ…

鈴木 綾人

あっ、そうだ、悠人…

鈴木 綾人

末期癌…なんだって?

綾人の言葉により、一気に空気が重くなる

悠人は綾人の言葉に少し俯き、少しして顔を上げ、声を明るくして話し出す

綾川 悠人

そうなんだよ。いやぁ、もっと早く見つけてればなぁ

綾川 悠人

肺が、末期癌なんだ

綾川 悠人

最近痛みと咳がやばくってね、どうにか薬で耐えてるんだけど

伏見 舞

ごめん、ちょっとトイレいい?

綾川 悠人

あぁ、うん。行ってらっしゃい

舞はそう言うと逃げるように居間から出ていった。

綾川 悠人

ゲホッ

あなた(花山陸斗)

綾人さん、大丈夫?

綾川 悠人

うん。ありがとうね。

鈴木 綾人

なんか、ごめん。こんな空気になって

居間に、重い空気が走る。

花乃 奏音

さっさとご飯食べちゃお!ほら、浩二郎さんのご飯美味しいよ!

鈴木 綾人

そうだな

重い空気のまま、ご飯を食べ進めていると、

ニュースから、気になる言葉が聞こえてきた。

ニュースキャスター

...
また、A県付近では、暴風雪により、小学校等が休校になり…

花乃 奏音

雪、そんなに降ってるのかな?

あなた(花山陸斗)

見に行ってみますか

花乃 奏音

だね

鈴木 綾人

僕と悠人はここで待っとくよ

あなた(花山陸斗)

分かりました。では

そう言い、あなたと奏音は居間を後にする。

二人は、居間を出て玄関ホールに向かう。

そして、玄関の扉を開ける。

花乃 奏音

うわっ、凄い雪

奏音が扉を開けると、物凄い暴風と雪が二人を襲う。

あなた(花山陸斗)

これ、船長さん来られるんですかね

花乃 奏音

確かにそうだね

花乃 奏音

ちょっと、扉閉めていい?

あなた(花山陸斗)

そうしましょう。中に雪が入るし

奏音が扉を閉める。

花乃 奏音

今日は外行けなさそうだね

あなた(花山陸斗)

ですね。それにしても、船長さんが来れるかが心配だな

そう言い、あなた達は居間に戻る。

奏音と陸斗が居間に戻ると、人が増えている。

加賀 拓也

あれ、二人ともどこ行ってたんだ?

あなた(花山陸斗)

ニュースで暴風雪警報が出たから、外見に行ってたんだ

花乃 奏音

そうそう、今日は多分外出られないね

河原 麻見

そうなんですか…

あなたが辺りを見渡すと、沙耶と浩二郎さんが居ない事に気がつく。

崎守 仁志

そうだ、沙耶さんってまだ寝てるんですか?

加賀 拓也

あいつは寝てるよ。起こし行ったら怒られた

鈴木 綾人

みんなご飯も食べただろう?それぞれ自由行動でいいんじゃないかな?

加賀 拓也

そうだ、悠人。あんたの部屋行っていいか?

綾川 悠人

うーん…

鈴木 綾人

拓也、ちょっとゲームでもしようぜ

加賀 拓也

ん?あぁ良いけど

鈴木 綾人

大広間行こうぜ

加賀 拓也

了解。仁志と康介は来るか?

崎守 仁志

行こうかな

天乃 康介

僕も行きましょう

鈴木 綾人

よっしゃ。じゃあ行こうぜ

綾人を先頭にし、役者の男子4人組は、部屋から出ていった。

あなた(花山陸斗)

やることも無いし、俺は一眠りするよ。

花乃 奏音

ほんと?行ってらっしゃい

奏音に見送られ、あなたは居間を後にする。

あなた(花山陸斗)

寝るとは言ったけど、もう寝てしまったからあまり寝付けないな…

そう思っていると、いつの間にか書斎に来てしまった見たいだ。

あなた(花山陸斗)

少し暇つぶしでもするか

そう言いながら、適当に見つけた

アガサ・クリスティの”そして誰もいなくなった”を手に取る。

1ページ、もう1ページと進んで行き

そしてあなたの意識は深い眠りにつく。

そして、あなたはその深い眠りから覚める。

あなた(花山陸斗)

寝ちまってたのか

あなた(花山陸斗)

今は何時だ?

時間を確認しようとするが、時計が無い。そういえば、拓也が時計がないとか何とか言っていた気がする。

あなた(花山陸斗)

ここで寝るのもなんだ、部屋に行こう

あなたは、書斎を後にする。

あなたの部屋の前の窓で見えた景色で、今がもう夜だと言うことがわかった。少し物音はするが、眠れないのだろう。

あなた(花山陸斗)

さて、眠るか。

そして、あなたは瞼を閉じる。

【時暮館】 二日目 終了

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