- ̗̀⚠︎ ̖́- nmmn 本人様とは関係ありません
紫
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『episode 5.』
紫side
お風呂にも入れてもらって 美味しいご飯も食べれて 看病もしてもらえて 手も握ってもらえて ほんとに充実した3日間だった
新しい洋服ももらっちゃった
久しぶりにジャージと 制服以外の服を着た。
でも、もう終わり
もう腹痛も吐き気も熱も収まった
夜中の2時
みんなが寝て、家が静まり返った
また、洗濯してもらった綺麗な 制服に袖を通した。 着てた洋服は俺の寝てた場所に 畳んで置いた。
俺はギターを持って 寝室から抜け出して 靴を履いて、玄関のドアを ゆっくりと閉めた
こんなところに俺がいたら迷惑だからまた、あの路地裏へと歩き出す
3日ぶりの路地裏
騒いでる声とタバコの匂いがする
変に絡まれないように 壁から覗くようにして声の方向を見る
そこには、この前までいた俺の場所に 俺より倍ぐらいの大きさの おにぃさんが数人居座ってる
タバコを持ってる。 タバコを吸ってる。
俺のスクールバックは 灰皿代わり
こんな事も起きて おかしくなかったから焦りはしてない
俺が見てきた限り おにぃさんたちは3時までには帰る
俺はそれまであそこに行けないから 警察にバレないような路地裏を 散歩する。夜中の散歩も たまにはいいかも。
午前3時半
もうあいつらはいない
その場に残されたのは ぼろぼろのスクールバックと 破られた教科書と 短くなった鉛筆だけだった
また、スクールバックが 汚くなっちゃった
元から落書きされてて 汚かったのに、焦げて穴が空いて もっとぼろぼろになっちゃった
紫
まだ3時半だから 静かにしないと。
人混みもなく 強いと言えば、車が道路を走ってる
そんな車を眺めてると 同じ制服の人が数人見え出す。
時間って結構経つの速いんだよ
俺もスクールバックを持って 1歩踏み出した時 後ろから声が聞こえた。
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紫
黄
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そんなこと言われても ここが家だなんて言えない。 家がないなんて言えない。 親がいないなんて言えない。
橙
橙
黄
黄
橙
誰か来たから俺は一歩後ろ。
なんか明るい人だなぁ。
黄
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橙
橙
黄
黄
黄
橙
黄
黄
黄
黄
黄
そう言って、俺のズボンを 少しあげる黄くん。
あぁ、そっか 一緒にお風呂入った時 見られちゃったんだ
橙
橙
黄
喧嘩してる。 つまんな。
俺は無関係だから 前へと足を進める。
黄
紫
黄くんの素直で物事を隠せない性格が働いたのだろう。
橙くんだってびっくりしてる
また、きらわれちゃう
橙
橙
橙
黄
そういう黄くんは何故か 悔しそうだった。
黄くんを見てると手元が暖かくなる
橙
橙
橙
紫
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橙
橙
橙
紫
橙
黄
橙
紫
おれ、たのしいかも
幸せかも
『episode 5.』
𝙚𝙣𝙙 .
コメント
1件
続き楽しみーー! 幸せでよかった