あの日彼女が旅立った日から6年
動物園へデートした日は毎年その日にその場所を一人まわる
今日は僕達が最期の花火を見に来た日
一人夏祭りへ来た
ノーマン
一人そう呟いた
ノーマン
ノーマン
あの日と変わらない色とりどりの花火が次々に打ち上げられた
一人眺めていると
ルナ
ルナ
お母さん
そこには聞き覚えのある少し無邪気な声がした
振り返ると
黄色の髪に青とピンクのオッドアイの少女がいた
そこに一筋の涙が、つたった
ノーマン
ルナ
お母さん
ノーマン
ルナ
ノーマン
彼女が僕の名を呼んだ
お母さん
母親の話を聞くと彼女は、転生したようだった
前世の記憶がありずっと僕を探していたのだと
彼女には父親が他界し、母子家庭のようだった
僕を見つけたら父親にすると決めていたそうだ
こんな奇跡あり得るだろうか
これはすべて僕の夢なのだろうか
いや、夢でも何でもない現実だ
彼女は、生きてここに居る
3週間後、彼女の母親と結婚し、彼女がの義父親になった
ルナはあのときと同じ太陽のような笑顔で笑ってくれた
今度こそこの笑顔を最期まで守り抜いてやる
そう僕は心に誓った
END
コメント
20件
今更すぎて草だけど、この話だけ見てなかったわ((( 何この奇跡,,,泣くしかないやん好き((( そしてコメント欄で本名戦争(?)行われてて草
ん〜わかんないなぁ( ˘ω˘)
いちごは駄菓子ではないなぁ( ˇωˇ )