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だいふく
だいふく
龍牙がパンを置き終わると、麗央はまだ少し眠そうな目で前に座った
麗央
龍牙
龍牙は真剣な顔で言いながらも、どこか楽しそうにちらりと麗央を見る
零斗は横でコーヒーを啜りながら、くすくす笑う
零斗
朔矢
朔矢も口元を手で押さえつつ苦笑する
蓮は冷静に眉を寄せ、パンを一口頬張りながら呟く
蓮
麗央はふくれっ面で小さく抗議しつつ、龍牙が勧めるトーストやフルーツを少しずつ口に運ぶ
麗央
龍牙はそれを見て、腕を組みながらにやりと笑う
龍牙
麗央
麗央は恥ずかしそうに顔を赤らめつつも、ふんわり笑う
その場には、甘々な空気と、ちょっとした嫉妬混じりのやり取りが漂ったまま、朝の時間がゆっくり流れていった
朝食を終え、皆が食器を片付け始めた頃
龍牙はスマホを手に、軽く仕事関係の女性とメッセージをやり取りしていた
麗央
麗央は無意識に聞いてしまう
龍牙は眉を少しひそめつつも、軽く笑って答える
龍牙
その声のトーンは穏やかで、何も問題なさそうに聞こえた
しかし麗央の胸の奥はざわつき、どんどん熱を帯びていく
麗央
小さく呟き、視線を落としたまま無言で席を立つ
零斗が横で軽口を叩く
零斗
龍牙は「ハハ」と笑い、特に否定もせずスマホに目を落とす
その様子を見た麗央の目には、涙がじんわりと滲み始めた
麗央
ぽろぽろとこぼれる涙を必死に手で拭う
しかしそれでも止まらず、肩を震わせて泣きじゃくる
龍牙は慌てて席を立ち、すぐに駆け寄る
龍牙
麗央は首を横に振り、涙をぽろぽろ流しながら声を震わせる
麗央
龍牙はそのまま麗央の手をそっと握り、柔らかく声をかける
龍牙
麗央はぎゅっと目を閉じ、まだ震える肩を小さく揺らす
龍牙はその背中にそっと手を添え、そばに寄り添いながら静かに見守った
零斗は片手で顎を押さえながら、苦笑混じりに言う
零斗
朔矢はコーヒーを飲みながら軽くため息
朔矢
蓮は少し眉をひそめつつも、優しく視線を向ける
蓮
零斗が苦笑いして首をすくめると、麗央はちらりと目を向け、まだ涙で潤んだ瞳を細める
龍牙はそんな麗央の肩にそっと手を置き、微笑みながら囁く
龍牙
その言葉に、麗央はさらにぎゅっと肩を震わせながら、小さく鼻をすする
麗央
零斗はちょっと面白そうに、朔矢は微笑み、蓮は半眼で見守る――
そんな中で、龍牙だけが、麗央の全てを抱きしめるような優しい眼差しで寄り添っていた
だいふく
だいふく
だいふく
コメント
20件
嫉妬しちゃったのかカワイイ(,,> <,,)♡
短くても元気出た…最っ高 あとアイコンしr((桃ですね