夏の始め 月曜、朝、7時半
最初に異変に気づいたのは その時だった…
中学校への登校中…
コウタ
コウタ
通学路にある古い古民家
その前を横切った時、 民家から嫌な臭いを感じた…
コウタ
コウタ
みたいな…
その日の夕方
あの古民家の前…
コウタ
コウタ
コウタ
スゲー臭くね?
ハルト
ハルト
ハルト
友達との下校中
異臭を感じたのは 自分だけだった…
コウタ
コウタ
思うんだけ…
ハルト
コウタ
ハルト
知らないのか笑
ハルト
ハルト
ハルト
ゴミ漁ったり、鎌もって歩いたり…
ハルト
嫌われ者だよ笑
コウタ
ハルト
ハルト
ハルト
欲しいって毎日言ってたよ
コウタ
3日後
学校にて…
コウタ
コウタ
強くなってる…)
コウタ
登校できんだよ…)
コウタ
田中さんちって知ってる?
リク
当たり前じゃん
コウタ
あの家の前通るよな?
コウタ
リク
リク
コウタ
コウタ
ユウ
ユウ
リョウタ
リョウタ
コウタ
コウタ
コウタ
可笑しいのかもな…
コウタ
コウタ
一周後…
コウタ
町の誰もが通る道
皆んな、普通に通り過ぎていく…
だけど、もう臭いは 耐えられるレベルじゃない!!!
なのに、誰に聞いても 匂いを感じない!! 町中の誰も臭いを感じない!!
コウタ
コウタ
コウタ
ハルト
ハルト
ハルト
コウタ
リョウタにも聞いた!
コウタ
コウタ
感じないんだよ!!
ハルト
ハルト
コウタ
コウタ
コウタ
帰ってくれ…
ハルト
コウタ
コウタ
コウタ
コウタ
可笑しいのは自分だ
コウタ
もし違ったら…
!?
コウタ
家の鍵は開いていて 簡単に中に入れた
そして…
中には、包丁が刺さったままの 〝死体〟があった
コウタ
ハルト
コウタ
何でここに!
コウタ
コウタ
可笑しくなかった!!
コウタ
コレだったんだ!!!
ハルト
コウタ
ハルト
コウタ
ハルト
ハルト
帰って来たのは
2週間前だもんな…
ハルト
話せなかったんだ
コウタ
ハルト
見つかる危険性がある
ハルト
滅多に人が来ない
ハルト
この事はもう
忘れようって決めたんだ…
ハルト
〝誰も、もう話さない〟
って決めたんだ…
コウタ
コウタ
本当は臭いを感じて…
ハルト
ハルト
ハルト
コウタの親も共犯だよ
ハルト
ハルト