悠佑さんメインで 『限りなく灰色へ』 第1章
大昔にリクエスト 頂いていたものです。 遅くなってしまい本当に 申し訳ありません💦
⚠︎︎腐表現があります。 (今回はありません。) キャラ崩壊があるかもしれません。 曲パロは自己解釈です。 ご了承ください💦
それではどうぞ!
ボーーッ
悠佑
勢いでこんなところまで来てしまった
ここは何処だろう
悠佑
船から見える海は、空は、
眩しいほどに青い
何も無い俺には彩やか過ぎて
まるで俺が
灰色になったみたいだ
限りなく灰色へ
才能なんてないから
ここで泣いているんだろう
悠佑
結局あの船に流されるまま 全く知らない土地に辿り着いた。
それでも良かった。
もうあそこには帰りたくない。
悠佑
悠佑
あんなに好きだった仲間のことなのに
今は思い出すだけで劣等感と嫉妬心で脳内が蹂躙する。
先程見た海と空の彩りが彼らに重なる
目に映った景色の青さが
羨ましく思っていた
悠佑
俺の人生は“才能”という言葉のせいで
路肩に転がるゴミみたいだ
アスファルトの温度が下がっている
こんな真夜中に何をしているのか
なんだかこの暗闇に 呑まれてしまいそうで
ピコンッ
突然鳴った音の方を見ると 道の端に置かれたテレビが光っている
悠佑
その明るさが欲しくて思わず近づく
よく見てみるとかなり古ぼけていて、 用済みとして始末されたようだ。
悠佑
試しに、とそばに落ちていたリモコンを押してみた瞬間
ピカァッ
悠佑
突然光が強くなり、 俺は思わず目を瞑った。
つなぐ電波世界へと
悠佑
周りは霧で包まれていて 他には木が1本見えるだけ
しとしと心地よい雨が降っていて 悪い所では無さそうだと 根拠もなく思う
Rainy rainy
求めるものだけ描いた
だけど全体的に沈んでいて、 なんだか今の自分と 似ている気がしてしまう
悠佑
自分の間抜けな声が反響するだけで 返事はない
だけど、少し奥の方で 堂々としたカッコイイ音が聞こえた
なんとなくよく聞き慣れた声に似た その音に不信感を抱きながらも
その音に近づく
ピカァッ
悠佑
どうやら音は気になっている1つの実から鳴っているらしい。
悠佑
この実をみて確信する。
悠佑
堂々と光を放つ若さを感じる赤は どうにも彼を感じさせた。
双子として産まれた俺たちだったけど 才能溢れる弟に何度も 劣等感を感じてきた。
だからといって自分は自分なのだと 思えていたはずなのに
今はあの自信に満ちた音を聞きたく 無かった。
ブチッ
悠佑
思わずその実をもぐと、 急にあの赤色は消え、 音もしなくなったようだった。
少し罪悪感を感じるが、 なんとなくスッキリしてしまった。
心閉まって 待って!
本当は叫びたいんや
ないこ
ないこ
悠佑
ないこ
ないこ
悠佑
ないこ
ないこ
ないこ
ないこ
悠佑
それにしては鮮明にあの光景が 蘇ってくる
ないこ
-hotoke-
初兎
悠佑
If
りうら
ないこ
悠佑
•*¨*•.¸¸♪.•*¨*•.¸¸♬
•*¨*•.¸¸♬•*¨*•.¸¸♪
悠佑
またあの才能を見せつけられると思うと思わず耳を塞ぎたくなる
Rainy rainy 強くありたいと願った
りうら
悠佑
……………シーン
ないこ
ないこ
りうら
りうら
りうら
初兎
If
-hotoke-
悠佑
•*¨*•.¸¸♪
•*¨*•.¸¸♬•*¨*•.¸¸♪
りうら
りうら
りうら
さっきみた夢の彼に似た音を思い出す
酷く罪悪感を覚えるのは 偶然なのだろうか
ないこ
If
ないこ
俺になればいいのに
そう思ってしまうのは やはり俺が才能のない 人間だからだろうか
ないこ
悠佑
-hotoke-
-hotoke-
分かってた。 最近ほとけは高音も安定して 出るようになったし、 感情の乗せ方も上手い。
何よりあの唯一無二の声には 誰もが魅了されるなにかがある。
初兎
りうら
そっとまろの方を伺う
彼なら、 俺のことを推してくれると思ったから
彼に褒められるのは 俺の特権だったから。
If
If
If
思わず震える指先から伝わる 虚しさの音
悠佑
悠佑
悠佑
-hotoke-
悠佑
いつも可愛いと思うはずの不器用な コイツなりの優しさが、
気遣うように穢れのない眼で 見つめてくる顔が、
どうにもウザったく感じてしまった
これにて限りなく灰色への第1章は 終了です!
ここまで読んでくださり ありがとうございます!
続きも一生懸命書いておりますので、 待っていてください💦
ほんとに亀更新でごめんなさい。
それではまた次回!
コメント
2件
(* 'ᵕ' )神作品をありがとうございます