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もう、最後の「パパ」「ママ」のところで完全にやられたわ…(涙) ロウがずっと心の中に閉まってた願いをローレンが全部受け止めて、しかも「俺も子供欲しいよ」って言った瞬間、一緒に泣きそうになった。あの小さな服が最後にちゃんと主を見つける構成、反則級に尊い。二人の関係性がじわじわ育ってきたからこそ、この未来が沁みる🫠
「小さな服と大きな願い」後編 このお話は結構色々こだわりポイントなどもありまして読む方によって解釈が変化するので考えながらだとより楽しいかもしれません♩
※妊娠パロ R15
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あれからロウは熱に浮かされながらずっとローレンの名を呼び続け離れてくれない状態だった
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肩で携帯を挟みながら彼に構う
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医者
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今起きてる状況と薬を誤って飲んでしまった事を事細かく説明した
医者
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医者
この間も、ロウは彼の服をかき集め埋もれている
医者
医者
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構って貰えないのが気に食わないのかうなり声を上げながらローレンの手を噛み続けてる
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医者
医者
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電話切り対策を考える
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袖を引っ張る彼に目を向ける
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頭を撫でるとゴロゴロと喉を鳴らし嬉しそうにする
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膝をぽんと叩くとすっぽりとそこに収まる
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そのまま頭、首、腹と沢山撫で始める グルルと喉を鳴らしていたのは甘えたいから 欲求と言っても性欲だけとは限らないのだ
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嬉しそうにしていたのもつかの間 ローレンの顔をじっと見つめ始めた
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すると顔を近づけてローレンの口元を舐め甘噛みをする
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優しく返してやると嬉しそうにし口を開けもっとと要求しだす
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数時間キスし続けたり跡つけあったりしていると次第に眠そうに目を擦り始めた
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そのまま口に薬と水を含み彼に飲ませる
そのまま布団を被せ優しく抱くと目を細め小さな寝息を立た始めた
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ーチュッ
隙間からの柔らかな朝日にロウはゆっくりと瞼を開ける
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昨日の曖昧な記憶を思い出そうとするがなかなか出てこない
隣を見るとベッドに上半身を預け腕を組んだまま苦しそうな体勢で眠っている彼が居る
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肩を揺するとゆっくりと目を開ける
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目が覚めたのかバッと勢いよく立ち上がる
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そう言うとローレンは小柳の額へ手を当てる
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ー診察室
医者
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医者
医者
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医者
カルテを閉じると医師は真剣な表情になる
医者
小柳は小さく頷く
医者
医者
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医者
医師は机の上へ一枚の資料を置いた
医者
そこには大まかに2つの事が書かれていた
白狼には年2回発情期がある事。狼としての能力が高まりすぎる時自然に欲求を発散する為の周期的なものだ
医者
医者
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医者
資料を指さされその文字を読んでいく
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医者
医者
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言葉が出ない。頭の中が真っ白だった
医者
医師は飲み物とある物を手に持ってきた
医者
医者
医者
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医者
しばらく沈黙が流れた後ゆっくりと顔を上げた
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医者
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大きな溜息と不安が募る
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医者
部屋を後にしようとすると医師は最後に声をかけた
医者
医者
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その言葉を胸に小柳は静かに診察室を後にした
扉を閉めると廊下の長椅子へ座るローレンの姿が目に入る 腕を組みながら窓の外を眺めていた彼はロウが出てきたことに気付くと立ち上がった
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ロウの頭はパンク寸前で目眩がしそうになる
そんな様子を見ていた彼は小さく伸びをし
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ローレンは指にかけた車のキーを軽く回しながら笑う
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その言葉に小さく笑みを返した
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車は街中を抜け静かな公園へと辿り着いた
木々が風に揺れ初夏の柔らかな日差しが照らす
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そんなたわいのない会話をしながら散歩を楽しむ
「待て待てー!」 「きゃはは!」
休日の為家族連れが多く元気一杯に子供達が駆け回っていた
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本人は隠しているつもりだろうが何度も子供達へ視線を向けていることにローレンはとっくに気付いていた
帰宅した二人はキッチンへと向かう
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ローレンが食べたがっていた唐揚げとオムライスを作りテーブルに並べる
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楽しく会話を弾ませながら夕食と家事を終わらした
煙草を嗜んでいた彼の元に向かう
ベランダは風通りが良くとても涼しい
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一生懸命話すがこの後の言葉が続かない 何度も口を開きかけては閉じる
そんな様子でもローレンは急かさず待っていた
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少しだけ目を伏せる
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言葉が震え出す
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そこまで言うとロウは両手をぎゅっと握り締めた
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そのまま上を見上げ溢れてきた涙が零れないように堪える
しばらく黙っていたが彼は口を開いた
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ローレンは本当に楽しそうに語り始める
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少し咳払いをしこちらに目を合わせた彼
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その言葉を聞いた瞬間時間が止まったようだった 息をすることさえ忘れてしまう衝撃
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顔を覗き込むのと同時に一粒の雫が落ちる
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拭こうとしても次から次へと頬を伝う
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ローレンは何も言わずにロウを引き寄せ抱き締める
堪えようとしても堪えきれずそのまま嗚咽を漏らしながら彼の腕の中で涙を流す
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きっと躓く事も沢山あるだろし壁にも当たるだろう でもこの人となら絶対乗り越えられるよね
ー×年後
柔らかな春の日差しが新しいリビングを照らしている
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床へしゃがみ込み両手を大きく広げる
その少し先では1歳になった幼子が一歩ずつ前へ進んでいた
よたよた ぽすっ
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抱き上げると小さな笑い声が部屋いっぱいに響いた その子の瞳は緑色と金色が輝いている
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するとその子はじっと顔を見つめ始めた
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驚いたようにローレンが目を丸くした
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ソファーに座っていたロウも口を抑え拍子抜けしたらしい
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二人が喜んでいると今度はロウの方へ両手を伸ばした
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抱き上げるとその頬へ小さな手が触れた
そして
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その一言を聞いた瞬間思わずまた口元を押さえた
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嬉しさで言葉にならないのを子をぎゅっと抱き締めて返す
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キャッキャッと腕の中で笑う子の成長に驚かされる毎日
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ふと視線を落とす 淡いクリーム色の服と胸元には小さな動物の刺繍
その一着はようやく持ち主を見つけたかのようにその子にぴったりと馴染んでいた
あの日、何気なく手に取り奥に押し込んでしまったもの その時はまだ誰にも言えない想いを抱えていて
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大切にしてきた小さな服と二人でそっと育てた大きな願い そのどちらも今、腕の中で幸せそうに笑っている