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コメント
1件
うわあ、第1話から重く来ましたね…。冒頭の詩的な文体と、時系列の断片がじわじわとつながっていく構成、すごく印象的でした。「嘘つきめ!」って叫ぶ萃香の慟哭、胸にグサッと刺さりました。約束を交わした温かい日々があったからこそ、ラストの絶望が切なく響きます。続き、読みたいです。
語る者さえもはや
途絶えるほどには
萃香
悠か遠くに掻き消えた
記憶は疎なりて幾星霜
並んで寄り添う人と鬼の姿
〜昔〜
萃香
霊夢
モブ
疑うことを知らぬほど
小さな小さなその姿
信頼のその証
ゆびきりげんまん一つ
萃香
霊夢
と
幼稚な約束一つ
御伽の国の恋物語
並び立つ影二つ
異形象る
まだ見ぬ行く末
語るが如く
何処と行く先わからぬ
風が哭く
萃香
語る者さえもはや 途絶えたほどには 悠か遠くそこにあった 密なる絆は変わらずに
萃香
萃香
霊夢
モブ
モブ
並んで寄り添う人と鬼の姿 信ずることに飽かぬほど愛しい愛しいその姿
約束を交わし合う
対する人の望みは
霊夢
霊夢
霊夢
だと
御伽の国の恋物語
幾夜の果てに二人は契りを交わす
萃香
と
未来を語る
それは何処までも幸せな姿
萃香
幾年が過ぎ去って
はたと帰らない彼は
萃香
行方を探されるまま
変わり果てたその姿
哀れな鬼に晒した
萃香
御伽の国の非恋物語
夜盗かそれともはては
妖怪の仕業か
二度と動かぬ
その姿から
もはや
約束など
破られたのだ
としった
咆哮
慟哭
大地揺らす
最早物言わぬ
骸の前で
萃香
萃香
萃香
糾弾の声も
遂には虚しく響くのみ
叫びはて
疲れ果て
立ち尽くす
鬼の目には
___涙
萃香