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五十嵐大呉
城の豪華な寝室の中、五十嵐大呉は迷う。女性しかいないハーレム過ぎる異世界に飛ばされた彼は今、重大な決断に迫られていた。五十嵐大呉はこの異世界を女性ばかりに変えた原因である疫病に冒されたのだ。それは男性の寿命を残り十数年に縮めるほど強力なものだった。その病を治すために、この異世界を救い英雄になることで自身に百年に一度の魔法を掛けてもらえるように価値を示さなければならない。
五十嵐大呉
選択肢は三つ。男の子を産む可能性のある貴族のシャーロットを取るか。女性同士で子供が生まれたと話す盗賊のマルティナを取るか。百年に一度の魔法を使うエルフのデイジーを取るか。どれも完璧な策とはいえない。藁にもすがる思いだ。
五十嵐大呉
五十嵐大呉にとっては死活問題だ。異世界に飛ばされたかと思えば、いきなり自身の寿命が十数年に縮んだのだ。そのことを聞いてから、必死に打開策を探ったが不確かな情報しか得られていない状況だった。
五十嵐大呉
決断を下そうとした瞬間、突如部屋の扉が開いた。宰相のクロエが息を切らしながら、ノックも忘れて入ってきたのだ。
五十嵐大呉
しかし、地位の高い五十嵐大呉の呼びかけにも応じずクロエは口を何度か開いたり閉じたりするばかりで言葉が出てこない。その異様な様子に流石の大呉も当てられる。
五十嵐大呉
クロエ
大呉は唾を飲んだ。なぜだかそれが単なる吉報だとは思えなかった。
クロエ