母の日

今日は母の日らしい。

昨日バイト帰りにふと寄った コンビニで気づいた。

でも、うちには母がいない。

長男の紫ーくんが母代わり。

だから、俺は毎年思う。

「兄の日があればいいのに」って。

...まあ、そんなこと言っても 兄の日などないわけで。

とりあえず、弟たちに一丁 集合かけますか...。

この健気で可愛い可愛い可愛い子は 末っ子の黄ちゃん。

こんなに可愛いのにもう中学生なんて 俺は信じたくないよ〜...

そう言って寂しそうな黄ちゃんの 頭をポンポンする。

階段を登っていく黄ちゃんを横目に、 俺は散らかったソファーを整えたり 食器を片付けたりする。

俺も昨日知ったとか言えない...

いつも紫ーくんに任せているツケが まわってきてしまっている...

桃くん...こういうの嫌いだもんな〜...

ナイス青ちゃん！

ありがとう黄青橙...

悩みに悩んだ結果、俺たちは 普通のことをすることになった。

普通のこと、というのは家事全般。

帰ってきたらご飯があって、洗濯が 終わっていて、食器も洗ってある。

そんな状況が、紫にいにとっては 一番嬉しいんじゃないかって考えた。

少し特別なことといえば、 ケーキを買ったことくらい。

黄ちゃんと青ちゃんが喧嘩しながら 買ってきてくれたショートケーキ。

そんなの紫ーくんが 喜ばないわけがない。

『紫ーくん/紫にい、いつも ありがとう！』

本当、親バカならぬ 兄バカなんだから...笑

ご飯もケーキもとっても喜んでくれて 最高の母の日になりました。

いつもありがとう。