普通が良かった

足が動かない

これ以上逃がさないかというように

こさがここまで来てしまったから？

それとも、まずもってみこちゃんと出会ったのが行けなかった…？

いや、違う

こさが普通じゃなかったから

こさの足がうまれたときから動いていて

それで、お母さんの所で幸せに暮らせていたらこうはならなかったんだ

起きたら、真っ白な部屋にいた

すぐに病院だとわかった

こさが、病院にいるってことは…

こさは自分のベッドからおり、みこちゃんの手を握った

みこちゃんは色んなところに包帯が巻いてあり痛々しいが、

それでも

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

久しぶりに見たお母さんは

儚く、どこかに消えていきそうな雰囲気だった

𝓉ℴ 𝒷ℯ 𝒸ℴ𝓃𝓉𝒾𝓃𝓊ℯ𝒹