テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
2,231
18
よすが
よすが
___Warning ___ 転載(スクショ含む) 自作発言 誹謗中傷目的での拡散 他、作者が不快と感じる行為 以上を禁止行為とさせていただきます
pr side
ページをめくる
○月○日 森の奥で見つけた やっと、会えた 倒れてた 怪我もひどくて、最初は死んでるかと思った でも、生きてた よかった ほんとうに ○月○日 まだ起きない… 呼吸はしてるけど、目を覚まさない、 このまま目を覚まさなかったらどうしよう… そんなこと考えたら、少し怖くなった、 ○月○日 起きた でも、様子がおかしい 記憶がないみたい 自分の名前も分からないって言ってた "チャンス"だ 全ての初めてを俺にできる 俺のものにできる ○月○日 名前をつけさせてくれた 「ぷり」 嫌がらなかった ちゃんと受け入れてくれた 俺がつけた名前を うれしい ○月○日 やっぱり優しくすると安心するみたい 怖がらせない方がいい まだ警戒されてる気がする ○月○日 優しくすると、ちゃんとこっちを見る ちゃんと、笑う ちゃんと、俺の方に来る これでいい ○月○日 外に出たがってた 危ないって言ったら、納得してくれた ちゃんと聞いてくれる いい子 怪我したらこまる ○月○日 俺のことを呼ぶ声が、好き もっと聞きたい ずっと聞いていたい ○月○日 他のやつのところに行ったらどうしよう 考えただけで気持ち悪い なんでそんなこと考えるんだろう やだ ○月○日 俺だけを見てほしい 俺だけでいい 他はいらない ○月○日 もし思い出したら 俺のこと、見なくなるのかな ○月○日 やだ ○月○日 やだやだやだやだやだやだやだ ○月○日 どこにも行かないで ○月○日 俺のものなんだから ○月○日 ヵ三さマは、俺のもの
pr
最後の"かみさま"という文字が
ぐにゃりとまがった
遅れて視界も曲がっていく
pr
頭が痛い
この痛み、
前も経験したことがある
…ちぐと出会った日の痛みだ
もしかして…
あいつが全て元凶なのか、?
俺の記憶がないのも…?
だめだ、いたい
何も考えれない
いたい、いたい、
いたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたいいたい
俺の視界は黒色に染まっていった
tg side
tg
洞窟に入った瞬間、声をかける。
返事が無い
tg
いつもならすぐに返ってくるはずなのに
妙な静けさが、胸をざわつかせる
一歩、奥へ進む
tg
視界に入ったのは、
倒れているぷりちゃんの姿
tg
一瞬、思考が止まる
tg
慌てて駆け寄る
tg
反応が、ない、
呼吸は、ある、
でも、意識がない…
tg
さっきまで、普通だったのに
怪我も、だいぶ良くなってたはずなのに
tg
そのとき、
視界の端に、見慣れたものが映る
tg
日記
地面に落ちたままの、それ
tg
一瞬で、血の気が引いた
頭の中に最悪のケースが浮かぶ
見られたかもしれない
喉が、ひどく乾く
ゆっくりと、日記に手を伸ばす
ページは
開かれていた
tg
言葉が出ない
ただ、嫌な予感だけが膨らんでいく
もし、読まれてたら
全部、バレてたら
俺のものに出来なくなる、
いやだ
いやだいやだいやだ
tg
tg
tg
pr
pr
tg
数秒の沈黙
聞かれ、ちゃった?
tg
ごまかさないと
tg
tg
pr
tg
何故か、
違和感を感じた
pr
tg
pr
pr
どこか納得したように、ぽつりと呟く
tg
pr
pr
乾いた笑いが、洞窟の中に響く。
pr
彼の目に、涙が溜まっていく
よすが
よすが
よすが
よすが
よすが
よすが
よすが
コメント
2件