ねぇ、

ねぇ、

もし、神様がいるなら なんてお願いする？

私だったら、 もう少し生きたいって言うよ

私ね、もう死ぬんだ。

朝、目覚めると同じ光景。

カーテンに囲まれてる 私のベッド

カーテンの外から聞こえる 看護師さんの声

ぼーっと一点を見つめる。

（もう少しで終わりなんだよ）

別に、悲しくはない。 寂しくはない。

どうせみんな死ぬ それが私は少し早かっただけ

病院の屋上は空気がいい

ずっとここに居たい。 死にたくない。

神様がいるなら、届いて、

死にたいなんて言わないで、

私なんか、って言わないで。

貴方には人生がある。 私の分までどうか生きて…

嗚咽が漏れる。 きっと隣のベッドにも聞こえてる

別に死にたくはない。 だって、どうせ居なくなるから

____わたし、お空になったよ

もうこの世界にいないよ。