幼少期加賀美
(小さな、女の子……?)
何か物音がしたと思えば 近くの階段から女の子が落ちてきた
加賀美父親の弟
大丈夫かい!?
すぐさまお父様の弟さんが助けに 向かうのを見てわたくしも駆け寄る
加賀美父親の弟
怪我は……ないようだね
加賀美父親の弟
良かった
加賀美父親の弟
あそこは段差があって危ないからゆっくり来なさい
コクリ
加賀美父親の弟
よし、あぁそうだ
加賀美父親の弟
ハヤトくんこの子は今僕が預かっている子なんだけれど、もし良かったら話をしたり外に連れ出したりしてくれないかな?
幼少期加賀美
わかりました!!
幼少期加賀美
初めまして!ハヤトと言います!!
挨拶をすると目が合った
青色とも水色とも言い難い色
だが、次の瞬間目を逸らされた
幼少期加賀美
え………
加賀美父親の弟
あぁすまないね
加賀美父親の弟
この子もここに来たばかりで緊張しているのかもしれない
幼少期加賀美
そ、そうなんですね!
加賀美
最初はそのような出会いでしたね
不破
『はぇ〜』
不破
『そんでそんで?』
加賀美
その後、も、特にこれといってはなくてですね
加賀美
話しかけようとしてもいなかったりして中々交流することができなくて……w
加賀美
でもある時話をする事ができたんですよ
不破
『ほうほう』
加賀美
あの時は確かーー
あの時は確か外にいるのを見かけて
急いで外に出て声をかけました
幼少期加賀美
何を見てるんですか?
………
何も応えてはくれず 視線の先に目をやると
幼少期加賀美
あ、お花……
ここにきた時に見た花を 見ていたようだった
加賀美父親の弟
近くで見てきたらどうだい?
幼少期加賀美
あ、叔父様
幼少期加賀美
一緒に見に行きましょう!!
………
彼女はなにも言わなかったが 手をとるとついて来てくれた