ピピッピピッピピッ(アラーム)
ゆうす💛
俺はアラームの音で目が覚める。 時計は午前7時を指していた。
ゆうす💛
ゆうす💛
そう、今日は大切な人に会いに行く日。 昨日は会うことが出来なかったので、 今日は早く来てたくさん話そう、と 約束したのだった。
ゆうす💛
そう呟きながら、 俺は急いで階段を駆け下りた。
リビング
ゆうす💛
俺は早急に支度を済ませた。 手には果物やゼリーが入った 紙袋を持っていた。
ちらり、と時計を見ると もうすぐ面会開始時間の30分前だった。
ゆうす💛
そして俺は、 急いで玄関へと向かった。
玄関
ゆうす💛
俺は元気よくそう告げて、 玄関の扉を開いた。
病院
ゆうす💛
病室前の廊下の壁に 書かれている名札を確認する。
名札に書かれた字は インクの色が少し褪せており、 何年も前の物だと言うのを想像させる。
ゆうす💛
ゆうす💛
1つ深呼吸を置いてから、 俺は病室の扉を開けた。
病室
しょ💜
朝、目を覚ますと いつも通りの真っ白な天井が目に映る。
いつもと何1つ変わらない、 平凡な日常。
しょ💜
僕は、僕1人しかいない病室で 1人溜息と独り言を溢す。
僕は小さな頃から、 病気でずっと入院をしていた。
…早くみんなと同じように 学生生活を送りたいな。
そんなことを考えていると、 ノックの音と同時に 勢い良く扉が開いた。
ゆうす💛
ゆうす💛
しょ💜
元気な声を掛けてくれるこの人は、 僕の幼馴染のゆうす💛くん。 通称、悠くん。
悠くんは、毎日 僕のお見舞いに来てくれる。
僕は身寄りがない為 悠くんだけが唯一、信用出来る人だった。
ゆうす💛
しょ💜
しょ💜
ゆうす💛
ゆうす💛
悠くんの眩しげな笑顔が、 僕の記憶に焼き付く。
しょ💜
ゆうす💛
しょ💜
ゆうす💛
しょ💜
ゆうす💛
いつもこうして 他愛もない会話をする。
ゆうす💛
しょ💜
ゆうす💛
しょ💜
ゆうす💛
しょ💜
…いつか退院したら、 こんな日々が終わってしまうのだろうか。
そんなことを思うと、 心に風が通り抜けた気がした。
しょ💜
ゆうす💛
しょ💜
きっと、悠くんは気付かないだろう。 さっきの言葉の意味を。
…未来のことを考えて、 寂しくなったよってことを。
そんなことを思いながら 窓の外を眺めていると、 悠くんが声を掛けてくれた。
ゆうす💛
しょ💜
ゆうす💛
しょ💜
綺麗に皮が剥かれたりんごを 1つフォークに刺して、口へと運ぶ。
しょ💜
ゆうす💛
しょ💜
僕はまた、さっきみたいな 感覚を思い出した。
『僕が元気になれば、 今までで通りの日々はなくなる』
そしてまた、僕の心に そよ風が吹く感覚がする。
しょ💜
僕は悲しくなって黙り込んでしまった。 僕の様子を見て、悠くんが 話しかけてくれた。
ゆうす💛
しょ💜
いつも迷惑をかけてしまっているのに、 これ以上悩みを打ち明けることは出来ない。
ゆうす💛
ゆうす💛
悠くんの言葉で、僕の心の穴が 少し狭まった気がした。
しょ💜
ゆうす💛
しょ💜
僕はまた、心の四季を 想像してみる。
ゆうす💛
ゆうす💛
しょ💜
ゆうす💛
しょ💜
ゆうす💛
ゆうす💛
ゆうす💛
しょ💜
ゆうす💛
しょ💜
そしてまた、僕は 心の四季を口にする。
しょ💜
なぜかというと、悠くんのお陰で 気持ちが前向きになれて 気分が上がっているからだ。
ゆうす💛
しょ💜
僕の病気も、早く良くなってくれるとええな…
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