主
nmmn注意⚠️ キャラ崩壊注意⚠️ 誤字脱字注意⚠️ 年齢操作注意⚠️ 兄弟パロ注意⚠️ 関東組虐められ注意⚠️
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第15話 残された二人
翌朝。
熱はだいぶ落ち着いた。
額の重さは消え、体も昨日のような鉛のような感覚はない。
だがまだ喉は焼けるように痛み、声はかすれていた。
六人分の朝食を囲みながら、いるまが口を開く。
いるま
いるま
その言葉に、らんは思わず顔を上げた。
らん
いるま
いるま
いるまが即座に釘を刺す。
らん
反論しかけたところに、すちが箸を置いて頷いた。
すち
すち
すち
なつも真面目な顔で続ける。
なつ
なつ
その言葉に、らんの耳まで赤くなる。
思い出すだけで恥ずかしい。
すると、こさめが口を挟んだ。
こさめ
こさめ
みこともわざとらしく目を細める。
みこと
みこと
からかう声に、らんはむせ返るように咳き込んだ。
らん
いるま
低い声が響く。
椅子を蹴るように立ち上がったいるまが、じろりと二人を睨んだ。
いるま
その迫力に、こさめとみことは慌てて手を振る。
みこと
みこと
こさめ
すちとなつは顔を見合わせて、吹き出す。
すち
なつ
らん
らんが叫ぶと同時に、いるまの拳骨が卓を軽く叩き、全員が笑いに包まれた。
結局、四人は学校へ向かい、部屋にはらんといるまだけが残った。
静けさが戻ると、らんは居心地悪そうに布団へ戻る。
その横で、いるまが腕を組んで腰を下ろした。
いるま
らんは少し迷いながら、ぽつりと問いかけた。
らん
いるま
いるまが眉を上げる。
らん
問い詰めるように視線を向けると、いるまは肩を揺らして笑った。
いるま
いるま
いるま
あまりにあっけらかんとした言葉に、らんは呆れたように眉を寄せる。
らん
いるま
いるまは片手で髪をかき上げ、わざとらしく余裕の笑みを浮かべる。
いるま
いるま
らんは目を瞬かせる。
らん
いるま
そう言いながらも、いるまはらんの目から視線を逸らさない。
いるま
その声音は、からかい半分と本気半分。
らんの胸が熱くなり、息を呑む。
らん
吐き気で苦しむ自分を、必死に支えてくれた姿を思い出し、頬が熱を帯びる。
いるまはわざとらしく肩をすくめる。
いるま
いるま
らん
らん
らんが顔を覆うと、いるまは低く笑った。
いるま
短く吐き出されたその言葉に、らんは胸を掴まれるような気持ちになった。
「甘える」ことを否定され続けた日々から、一歩ずつ遠ざかっていく。
午後。
布団の上でノートを広げ、らんが鉛筆を走らせていると、いるまが不意に覗き込んできた。
いるま
らん
いるま
いるま
そう言って隣に腰を下ろし、簡単な計算問題を指差す。
いるま
あっという間に答えを導くその手際に、らんは思わず唖然とする。
らん
いるま
自慢げに胸を張るいるまに、らんは小さく笑った。
らん
いるま
二人だけの部屋に、笑い声が穏やかに響いた。
夕方。
学校から帰ってきた弟たちは、布団に腰掛ける二人の姿を見てにやりと笑った。
こさめ
みこと
いるま
いるまが吠えると、玄関先が再び笑い声で包まれた。
その響きは、昨日までの不安を溶かすように温かかった。
らんは心の奥で小さく呟く。
――こんな日々なら、きっともう一人で戦わなくてもいい。
第15話・了
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𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡160
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コメント
1件
関西組のやり取りが面白すぎるwwwww 今回も最高でした!続き楽しみにしてます!!