ゆいか
どうしたの?ほら、早く入りなよ。

さりな
なに…これ…?

そこには、明らかに私の自撮りとは思えない私の写真が壁一面にはられていた。
ゆいか
あぁ、これね。

ゆいか
ねぇ、さりな。ドスッ(ベッドに押し倒す)

さりな
な…なにして…?

ゆいか
私、さりなの事好きだったんだよ?

さりな
え?

ゆいか
授業中眠い時頬ずえ着くとことか、シャーペンを口に当てる癖。悩んだ時シャーペンを転がすところとか、いつもお風呂にスマホ持ち込んで動画見ながら体洗うとことか…

ゆいか
全部、さりな。全部ひっくるめてさりな。

さりな
ゆいか…ちゃん?

ゆいか
そんなさりなが大好きだったの

ゆいか
可愛くてみんなの注目の的。そんなさりなに告白なんて私出来なかった

ゆいか
でもずっと好きだった

さりな
なん…で…?

ゆいか
あと、さりながした事全部知ってる。

ゆいか
さりなの住んでる部屋の事とか。昨日の
優人先輩の事とか。

さりな
…まさか…ゆいかちゃんが…

ゆいか
そうだよ。全部私がやったの。

ゆいか
先生にあの事件がバレたこともあのキモイ人に告白されたことも全部ね。

さりな
なんで…?

ゆいか
なんで?そんなの決まってるでしょ。

ゆいか
さりなのその絶望したような顔が大好きだからだよ。

さりな
…っ、

ゆいか
そうそうその顔。たまんないね。

さりな
ゆいかちゃん…

ゆいか
なぁに?

さりな
…嫌い

ゆいか
…は?

さりな
ゆいかちゃんが…

さりな
そんな子だと思わなかった!

ゆいか
うるさい!バチッ(叩く音やで)

さりな
い…たい…

ゆいか
いいからさりなはもっと困っててよ…

ゆいか
私に困らされてよ…

さりな
だめ…嫌…

ゆいか
ねぇ、選んでよ

さりな
選ぶ…?

ゆいか
これからも私に困らされるか…カチャッ

ゆいか
今から…私と死ぬか

さりな
ひっ…

さりな
ほ、包丁を離して…

ゆいか
…っうるさい!グサッ

さりな
え…?

さりな
きゃぁぁぁぁぁ!足がっ足がぁっ!

ゆいか
…言ったじゃん。ねぇ、いいからさ

ゆいか
『黙って私に従って』

そのあと私は何度もさりなの胸元に包丁を突き刺した。
意識があってもグサグサ
意識が飛んでもグサグサ
死んじゃってもグサグサ
ゆいか
これでずーっと…

ゆいか
ずーっと一緒♡
