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恋の最終電車

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恋の最終電車

1 - 恋の最終電車

♥

1,630

2022年12月30日

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ご無沙汰しております

前回の作品から どれくらい経ったでしょうか

大変申し訳ありません🥲

なんか空いた期間の間に 🍓👑さんたち色々ありましたね

一応言っておくと 全然変わらず好きですし なんならファンクラブ 入っちゃいました🫶🏻

クリスマスライブも 参戦させてもらって 昼公演も夜公演も 楽しすぎました!!!

アリツアも楽しみです❕

相変わらずぼっち参戦ですが 堪能したいと思います✌🏻️´-

長々と皆さんには どうでもいい話失礼しました

今回のお話は 💜🐰くんが正式に活動再開 したということで

ちょっぴりだけ💜🧡が出てきます

そして安定のるぅころです

苦手だったり抵抗のある方は ここでブラウザバックして 頂くことを推奨致します

それでは どーーーーぞっ

こくん

ねぇ、さとみくんが
ぶつかってくる!!

さくん

ころんが俺の方に
曲がってきてるからだろ!

りくん

はいはい、2人とも
うるさいから静かにしようね笑

なくん

流石に飲み過ぎたね笑

忘年会を終えて、 ふらついた足で 駅まで歩く

今日はいつも以上に 呑んだせいで 視界がふわふわしている

みんなの騒がしい声を 少し後ろから聞いていると

ジくん

るぅちゃんは年越し
どうするん??

ポケットに両手を突っ込んで マフラーに顔を埋めながら ジェルくんが僕に聞いてきた

今年も僕らは各々で年越しを するこになった

ほとんどのメンバーは 実家に帰るらしいが

僕はまだ迷っていた

るくん

んー...

るくん

ジェルくんは??

ジくん

俺は大阪帰るかな〜

るくん

そっか...

特に帰りたくない わけではないが

ひとつだけ心残りがある

なくん

じゃあ、俺らこっちだから

交差点を渡ってすぐに なーくんとジェルくんが 足を止めた

ジくん

また来年な〜!

こくん

また来年〜!

さくん

よいお年を〜!

りくん

気をつけてね〜!

るくん

またね

そっと右手を振って 別れを告げた

もう年明けまで 会えないのか

ずっと一緒にいたせいで 少しの時間でさえも 離れることが寂しく感じる

背を向けて歩き出す 2人を少しの間 見つめていた

だんだん遠のく 後ろ姿に縋りつきたくなるのは 酔っているせいなのだろうか

りくん

るぅちゃん??

立ち尽くす僕に気付いて 莉犬は僕の名前を呼んだ

さくん

どしたー??

こくん

分かった!
寂しいんでしょ!笑

こくん

るぅとくん可愛いなぁ!!笑

るくん

もう、うるさいです

顔を赤くして 楽しそうに笑うころちゃんを 少しだけ睨みつけて 足を進めた

さくん

俺もちょっと寂しいかも

こくん

え!?あのさとみくんが!?

りくん

俺ら毎日一緒にいたもんね

こくん

莉犬くんまで!?

るくん

急に1人になると
何していいか
わかんないですよね

りくん

それわかる笑

こくん

みんな甘えん坊だなぁ笑

さくん

そう言ってるころんだって
この前のレコーディングでっ...

こくん

あぁーーー!!!
うるさい!!!

りくん

ころちゃんが1番うるさい笑

るくん

レコーディングの時に
なんですか??

こくん

いや、それ以上聞かなくて
いいから!!!

突然慌てふためく ころちゃんを不思議そうに 見つめていると

さくん

じゃあ、この後の話は
2人でしな!!

さくん

行くぞ、莉犬

りくん

え?俺?

さくん

りいぬは俺が連行するから

りくん

はぁ...今日くらい
付き合うかぁ

さくん

よっしゃ!
じゃあ、2人ともおつかれ!

さとみくんは りいぬの肩を掴んで 駅とは反対の道に 体を向けた

りくん

じゃあ、今年もありがとね

りくん

また来年

るくん

また来年

静かな夜道に 僕らの声だけが響く

僕ら以外誰もいない

冷たい風が 僕らの髪を揺らす

こくん

じゃあ...またね

さくん

おう

なんだか名残惜しくて

手を振ることが出来なかった

ぼんやりと街頭が 僕らを照らしている

だんだん影が延びて

気付けばころちゃんと 2人きりだった

こくん

2人で電車乗るのも
なんか懐かしいね

るくん

そうですね

白い息を見つめて 2、3年前を思い出す

よくふたりで 電車に乗ったなぁ

ころちゃんの家に 泊まって2人して寝坊して 駅まで走ったり

仕事帰りの電車で 寝過ごしたり

話に夢中で反対方面の 電車に乗ってることに 気づかないで終点まで行ったり

最近は有名になって きていることもあって

電車よりもマネージャーさんに 車で送り迎えしてもらう 事が増えている

こくん

はい

るくん

え、ありがとうございます

渡されたのは 温かい缶のココアだった

るくん

よく買ってくれましたよね

こくん

そうだっけ

るくん

忘れちゃったんですか??

こくん

うん...

忘れたと彼は言ったが

数年前と同じように

僕の持っていた缶を わざわざ開けて 渡してくれた

るくん

相変わらず
不器用な人...

こくん

なんだよ、それ

少し恥ずかしそうにして ココアを一気に飲み干した

こくん

あっつ!!!

るくん

当たり前じゃないですか笑

るくん

何してるんですか笑

こくん

舌やけどした!!

こくん

あっつ...

騒がしい人

第一印象と何も変わってない

裏表のない 真っ直ぐな人

るくん

あ、電車きますよ

鳴り響くアナウンスと 隣の君と酔った僕

このまま時が 止まってくれないかな

昔の君と重なって

この瞬間が儚く感じた

るくん

寝てていいですよ

るくん

着いたら起こしますから

横でうとうとしながら 揺られている君

こくん

ん...大丈夫だよ

いつもより近い距離

不思議と高鳴る心拍数

ほんのり香る アルコールの匂い

次に君と電車に 乗れるのはいつになるだろうか

君の酔いが冷めたら

僕にココアを 買ってくれたこと

次は本当に忘れちゃうのかな

照れ隠しでココアを飲んで 火傷したことも

まったく違う記憶に 変わっちゃうのかな

僕だけが覚えてて

君には何も残ってないなんて

そんなの寂しい

るくん

ころちゃん...

こくん

ん??

相変わらず とろんとした瞳で 僕を見つめる

今年が終わっちゃう

その前に

ちゃんと言わなきゃ

やり残したままじゃ いられない

るくん

いや、

でもやっぱり怖い

言葉にしたら

君との記憶が全部

悲しい思い出に なってしまうかもしれない

君との関係だって

築き上げてきたもの全て

自分の手で 壊してしまうかもしれない

何よりも君を 困らせてしまうだろう

るくん

...なんでもないです

拳を握りしめて 窓の外を見つめた

都会なのに星が綺麗だった

なんだか泣きそうになって

バレないように ぐっと堪えた

どうかこの気持ちを あの星まで連れ去って

そう願いながら 最終電車に揺られていた

電車はあっという間に 目的地まで僕らを運んだ

君との帰り道も あとわずか

今年も言えずに終わってしまう

モヤモヤとする 心を抱えて

君との別れまでの タイムリミットを数える

こくん

年越しは実家??

るくん

あー、まだ悩んでて

こくん

ふぅん

るくん

ころちゃんは
今年も実家帰るんですか??

こくん

うーん...悩んでる

るくん

珍しいですね

るくん

仕事残ってるんですか??

こくん

ううん

こくん

でも、

何か言いかけた時

僕らは分かれ道に立った

お互い足を止めて 黙り込んだ

るくん

そういえば

るくん

さとみくんが言いかけてた
レコーディングの時の話

るくん

気になってたんですけど

こくん

あー、僕の前のレコーディングが
さとみくんだったんだけど

こくん

さとみくんはてっきり帰ったと思って独り言呟いてたら聞かれてたってだけ

るくん

独り言?

こくん

そうそう

君は寒そうに 足下を見つめた

るくん

なんて言ったの?

こくん

えっと...それは...

目が合わない君から すこしの緊張感が伝わった

こくん

るぅとくんに...

こくん

早く...って...

るくん

なんですか??

マフラーに埋もれているせいで よく聞き取れなかった

こくん

だから...

突然君は顔を上げた

こくん

るぅと君に早く会えないかなって

君は真っ赤な顔を していたのも

僕の顔が熱いのも

きっと

アルコールのせいじゃない

こくん

僕...年越しは
家族の他に一緒に
いたい人がいて

るくん

僕も年越す前に
心残りがあります

お互いに答えは 分かっていた

空には星が輝いていて

僕らを照らすようだった

こくん

るぅとくんが好きです

るくん

僕もころちゃんが好き

こんなに月が綺麗な夜は 初めてかもしれない

やっと言えた

これで心置き無く 年を迎えられる

こくん

年越しは一緒にいようよ

るくん

もちろんです

君の隣で

来年もその先も

人生の終点まで

ずっと幸せだと 笑っていたい

この作品はいかがでしたか?

1,630

コメント

7

ユーザー

みんなでわいわいした後に1人になると何しようか 何をすればいいかなって暇になっちゃうんですよね、笑 誰かと一緒にいても1人になりたい時はあるし、それでも誰かと笑いあって過ごしたい時もある。 私だけなのかもしれないですが 人間という生き物ってなんだかわがままだなぁって思います🙈

ユーザー

やっぱ物語が神の人って、こんな難しい内容書けるのに、書き方にセンスがあってわかりやすいという、! ぷ。さん凄すぎます(*・ω・)マス♪

ユーザー

ぷ。さんは、言葉選びがすごくきれいで魅力的で自然とすとーりーの世界に惹き込まれます。 今どんな状況かな〜とか今どんな顔してるのかな〜とか無理に想像しなくても自然に思い浮かぶというか、、 ぷ。さんの語彙力分けてほしいくらいです、、() ぶくま失礼します!

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