やっと家に帰れる
長いようで短い一日…
疲れた
遥陽
……………
藍
もうお別れかァ
藍
短いようで長いようなァ
遥陽
どっちだよ…
藍
ンふ、どっちもー!
遥陽
………笑笑
後ろから声が聞こえる
誰だろうと思いつつ彼女を見る
藍
ォー、茉衣だァ
彼女は三つ編みの子に手を振っていた
茉衣
藍ちゃーんっ
遥陽
( 友達…?? )
茉衣
ぁ、どうも~
遥陽
ッ、あ…ども
藍
急に人見知りじャーん笑
茉衣
その言い方は…
茉衣
友達か~!?
また賑やかなのが増えた
" うるさい "
そうは思わなかった
遥陽
( 藍に慣れたからか…? )
藍
_____!!__
茉衣
___、______~
時の流れを珍しく早く感じた日だった
家に着く迄"茉衣"という子と仲良くなれた
藍
ここが遥くんの家かァ…
茉衣
おっきくない…!?
気づけば家だった 俺はまだ家では無いと感じていた
遥陽
そう…、??
遥陽
普通だろ
茉衣
普通じゃない…
藍
ウチ住みたい…!!
馬鹿らしいことを言っている
遥陽
無理でしょ…
藍
頑張れば住めるッてばァ
茉衣
遥陽くんは心配性だなぁ~笑
遥陽
いや…別に
藍
そういう人こそ心配性だろォ
茉衣
そうそう、否定しないでよ~
遥陽
してないってば!
調子が狂う
いつも周りは静かなのに
今日は特にうるさかった
遥陽
じゃあ…
やっとお別れできると思った
藍
はァい
茉衣
また明日ねぇ~
遥陽
( また明日…!? )
遥陽
ぇ、は……
藍
また明日もどォせ会う!!
遥陽
会いたくない…
茉衣
ツンデレくんだなぁ笑
ツンデレじゃない
心配性でもない
明日は休もう…
遥くんとお別れをした
帰る時には随分と暗かった
茉衣
藍、今日は何してたの??
やっぱり聞かれるかァ
相変わらずの心配性
藍
死にたくて
藍
屋上に行ったんだァ
茉衣
やっぱり~
茉衣
死んじゃダメだよ~??
藍
分かッてる笑
藍
まだ死にはしないってばァ
別に今日は死のうとしなかったけどなァ
茉衣
その言葉が心配なのよね
藍
ゥえ、心配性めー笑
明日も遥くんと茉衣と帰れるといーなァ