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ルル
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楪羽*yuzuriha*
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コメント
6件
阿部ちゃんに標的向けるな(^ω^) 次はナムルじゃなくてトンカツにすんぞ( ^ω^ )

三日後――。
ラウール
ラウールがテレビを見ながら首を傾げた。 朝のニュース。
画面には『ネット上で広がる”奇跡の花”騒動』という文字が映っている。
キャスターが真剣な表情で読み上げる。
モブ
モブ
佐久間がリモコンを手に取った。
佐久間大介
阿部の表情が曇る。
阿部亮平
阿部亮平
画面は街頭インタビューへ切り替わる。
『本当にあるなら見てみたいですよね!』 『うちの子の病気が治るなら……。』 『嘘でしょ?でも少し気になる。』
人々は半信半疑だった。
しかし。 噂は、確実に広がっている。
深澤がテレビを消した。
深澤辰哉
深澤辰哉
岩本も腕を組む。
岩本照
その時。 事務所の電話が鳴った。
プルルルル――。
向井が受話器を取る。
向井康二
数秒後。 向井の表情が変わる。
向井康二
向井康二
向井康二
電話を切る。
全員が向井を見る。
渡辺翔太
向井康二
向井は息を整えて言った。
向井康二
向井康二
向井康二
特務対策機関《黎明》本部。 巨大な会議室。
Snow Manの九人が席に着くと、部屋の正面スクリーンへ一枚の地図が映し出された。
全国地図。 赤い印が無数に打たれている。
男性職員が説明を始める。
黎明
黎明
黎明
黎明
黎明
黎明
地図は真っ赤だった。
ラウールが思わず呟く。
ラウール
男性は頷く。
黎明
黎明
部屋が静まり返る。 さらに次の資料が映る。
黎明
黎明
黎明
画面に映る監視映像。
黒いスーツ姿の男が、ある能力者へ近付いている。
だが次の瞬間。 その能力者は逃走。 男たちも撤退していた。
深澤が眉をひそめる。
深澤辰哉
黎明
職員は頷く。
黎明
黎明
黎明
阿部は静かに目を閉じる。
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
つまり。 以前より遥かに効率よく、本命だけを探し始めている。
その時。 会議室の扉が開いた。
コンコン。
??
全員が振り向く。 入ってきたのは、一人の青年だった。
黒髪。 穏やかな目元。 Snow Man全員が見覚えのある人物。
佐久間大介
佐久間が立ち上がる。
佐久間大介
地下研究所で保護した青年だった。
青年は少し照れながら頭を下げる。
青年
青年
深澤が笑う。
深澤辰哉
青年も笑顔になる。
青年
青年
特務対策機関の職員が説明する。
青年は一度深呼吸した。
青年
青年
青年
青年
青年
青年
渡辺の肩が僅かに動く。 青年は続ける。
青年
青年
青年
阿部は表情を変えない。 しかし胸の中では安堵していた。
阿部亮平
阿部亮平
青年はさらに思い出すように目を閉じる。
青年
青年
青年
青年
青年
阿部の瞳が僅かに揺れる。
阿部亮平
阿部亮平
地下で。 宮舘が渡辺へ触れた、あの一瞬。 霧島は何かを感じ取っていた。
だが、それだけ。
決定打にはなっていない。
深澤が青年へ礼を言う。
深澤辰哉
深澤辰哉
青年は安心したように笑った。
青年
会議が終わり、部屋を出る九人。 廊下を歩きながら、目黒がぽつりと呟く。
目黒蓮
岩本照
岩本も首を傾げる。
岩本照
そんな中。
佐久間大介
佐久間は冗談を言い。
向井康二
と向井は笑う。
誰も本気では考えていない。
宮舘も、いつも通り穏やかに笑っている。
ただ一人。
阿部だけが歩みを少し遅らせた。
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
しかしその願いとは裏腹に――。
同じ頃、神崎の研究室では、霧島が地下施設での映像を何度も何度も繰り返し見返していた。
霧島
霧島
画面には、渡辺の肩へそっと手を添える宮舘の姿が、一時停止されたまま映っていた。
霧島はその映像を見つめ、静かに目を細める。
霧島
霧島
霧島
彼の研究者としての本能が、まだ名前のない”何か”へ向き始めていた。
数日後――。 何でも屋《Snow Man》。
黎明
勢いよく事務所へ入ってきたのは、特務対策機関《黎明》の連絡員だった。
深澤が立ち上がる。
深澤辰哉
黎明
連絡員は一枚の資料を机へ広げる。
黎明
黎明
黎明
黎明
阿部は資料を見ながら尋ねる。
阿部亮平
黎明
黎明
深澤は頷いた。
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
深澤辰哉
全員
九人はすぐに準備を始める。
神崎の研究施設。
霧島は大量の資料へ目を通していた。
机の上には能力者の情報。 写真。 能力解析。
全てが山積みになっている。
神崎がコーヒーを置いた。
神崎
霧島は苦笑した。
霧島
霧島
神崎は肩をすくめる。
神崎
霧島は地下施設の映像を再生した。
そこにはSnow Man。 そして宮舘。
何度も見返している映像だった。
神崎が尋ねる。
神崎
霧島
霧島は正直に答える。
霧島
霧島
霧島
神崎は静かにモニターを見つめた。
神崎
霧島は笑った。
霧島
その言葉に神崎も小さく笑う。
神崎
少し沈黙が流れる。 やがて神崎が口を開いた。
神崎
神崎
霧島が顔を上げる。 神崎は資料を一枚差し出した。
そこにはSnow Man九人の関係図。 能力分類。 任務履歴。 全てが整理されていた。
神崎
神崎
霧島は資料を眺める。
霧島
神崎
神崎
霧島
霧島は一人ずつ確認していく。
深澤。
岩本。
目黒。
佐久間。
向井。
ラウール。
阿部。
宮舘。
その中で手が止まった。
霧島
神崎も頷く。
神崎
神崎
神崎
霧島は少し考え込む。
霧島
神崎は首を横に振る。
神崎
神崎
神崎
神崎
霧島は納得したように頷いた。
霧島
霧島
霧島
神崎は静かに笑う。
神崎
神崎
神崎
その言葉に、霧島も笑った。
霧島
霧島
神崎
神崎
神崎
二人の視線がモニターへ向く。
そこには阿部の写真があった。
その頃――。 阿部は、車の助手席で資料を読んでいた。
阿部亮平
ラウールが運転席から声を掛ける。
ラウール
阿部亮平
ラウール
阿部は苦笑する。
阿部亮平
後部座席から佐久間が身を乗り出す。
佐久間大介
向井も心配そうに言う。
向井康二
ラウール
阿部は笑顔を作る。
阿部亮平
阿部亮平
阿部亮平
そう答える。 だが、その笑顔を見ていた宮舘だけは、小さく眉を寄せた。
宮舘涼太
宮舘涼太
宮舘は何も言わなかった。 言えば、阿部はまた笑って誤魔化す。
だから代わりに、静かにペットボトルを一本差し出した。
宮舘涼太
阿部は少し驚いて笑う。
阿部亮平
短いやり取り。
その様子を目黒がバックミラー越しに見ていた。
目黒蓮
目黒蓮
目黒もまた、違和感を覚え始めていた。
しかしその違和感の正体が、宮舘と渡辺の秘密を一人で抱えていることだとは、まだ誰も知る由がなかった。
遠く離れた研究施設では。 神崎が静かに呟く。
神崎
神崎
神崎
研究室の照明が静かに落ちる。
神崎たちの標的は、まだ宮舘ではない。
その一歩手前。
秘密を知る情報班班長――阿部亮平へと、ゆっくり向き始めていた。