テラーノベルの小説コンテスト第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

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夢鬼

第1話 - 夢鬼

2024年01月15日

#夢鬼

#ホラー

#ゆっくり

#禁じられた遊び

#封印

マイキー

主

今回は『夢鬼』について話していきます。

主

※絶対に体験しないでください

主

この話は現実です。

主

ではどうぞ

夢鬼

ねー、夢鬼って知ってる？

俺

この一言から全てが始まった

俺

その当時、俺はまだ小学5年生。
元気のいい、普通の男の子だった。

俺

いつものように、
放課後の教室で仲の良い友達としゃべっていた

俺

友達を仮にA、B、C、D、E、Fとする。
男はA、B、Cと俺の４人。
女はD、E、Fの3人

俺

いつもこの7人で遊んでいた

俺

他愛のない話を皆でしていると、
急にDな口を挟んだ

ねー、夢鬼って知ってる？

俺

その瞬間、皆の顔から笑顔が消える・・・

俺

「夢鬼って・・・あの怖い話のやつだろ」

「皆、知ってるよ。
よく小さい時に悪いことしたらお母さんに、
夢鬼さんが来るぞって怒られたもん」

「うんうん、俺の家もそうだった」

俺

夢鬼・・・夢鬼というのは俺の地域に伝わる怖い話。
だが実態は何も分からない

俺

ただ夢の中に怖い鬼が出てくる、
という事だけしか聞かされていなかった

俺

それだけでも小さい時は恐怖を感じていた

「その夢鬼がどうしたの？」

俺

EがDに質問する。
いや、Eが言わなくても俺が言っていただろう

俺

何故ならば、
夢鬼というのは俺達子供にとって恐怖でしかない

俺

怖い話をする時でもまず、
夢鬼という言葉は出てこない

俺

夢鬼という言葉を言うだけで親にひどく怒られる。
子供が口にしてはいけない事のようだった

俺

だから何故急にDが、夢鬼と口にしたのかが気になった

「夢鬼が何なのかが分かったんだ」

俺

Dはそう言うと得意げに、
１枚の紙と１枚の写真を皆の前に出した

俺

その紙と写真はひどく汚れていて、
最近の物じゃないことがすぐに分かった

「その紙は何だ？」

俺

当然のようにAがDに聞く

「これは夢鬼について書かれている紙」

「前に図書館に行ったときに、本の間に挟まってたんだ。
この写真と一緒にね」

俺

Dはその紙と写真を図書館で見つけたらしい

俺

俺達の地域は大きく切り分けて、
３つに分かれている

俺

そしてその３つの地域の中心にこの図書館はある。
図書館はこの１つしかない。
なので、大概の本はそこで皆借りている

俺

Dは読書好きだったから、
よくその図書館に通っていた

俺

そしてその紙を指差しながら、Dは説明を始めた

「まず夢鬼っていうのは、
夢の中で鬼ごっこする事なんだって」

「鬼は最初から夢の中に居て、
その鬼に捕まらないように皆で逃げる」

「そして捕まった人が次の鬼になる。
それを最後の１人にならまで続けるんだって」

俺

皆が思わず吹き出す

「夢の中で皆で鬼ごっこ？」

「そんなの普通に考えて無理だろ」

「夢は１人でしか見れないんだし」

俺

予想していたものとあまりに違ったため、
皆しばらく笑いが止まらなかった

俺

夢鬼の正体ってただの鬼ごっこなのかよ。
なんでそんなものに今まで恐怖を感じてたんだ・・・

俺

なんだか馬鹿馬鹿しくなってきたな

「そんなこと言うなら実際やってみようよ」

俺

Dは少し怒った口調で言った

「やるって言ったってさ。
どうやるんだよ。
皆で同じ夢なんて見れないだろ」

俺

Bが口を挟んだが、
そんなことは関係ないと言わんことばかりに、
Dが説明を続けた

「ちゃんとさいごまで話を聞いて。
ちゃんとした手順を行えば出来るんだよ。
はら、この紙に書いてあるでしょ？」

俺

そう言って紙に書いてある手順を読み始めた・・・

俺

1、鬼ごっこをする場所を決める

俺

2、決めた場所を特定できるものを用意する

俺

住所が書かれているものや、
写真などでも構わない。
要は特定できれば良い

俺

3、その特定できる物を参加者全員に配る

俺

その裏に自分の名前を書く

俺

簡単に消えないような物で書く。
絶対に自分の名前は自分で書かなければならない

俺

5、深夜12時にそれを枕の下に敷き

俺

「夢鬼さん、夢鬼さん、
私と鬼ごっこをしてください」

俺

唱えて目を閉じる

俺

書かれていたのはこれだけだった

「へー、意外に簡単なんだな。
もっと難しい事をするんだと思ってた」

俺

Cが興味を持った様に口を挟んだ

「でしょ、簡単でしょ？
これなら私達にも出来そうじゃない。
面白そうだからやってみようよ。」

俺

Dが笑顔で言う

「でもさ、皆でやるんだろ？
途中で怖くなって、
やらない奴とかいるんじゃね？」

「寝るときなんて皆自分の家にいるんだし。
やるからには皆でやらないと面白くないじゃん」

俺

Aが俺は怖くないぜ、
と言わんばかりの口調で話した

「だから私に考えがあるの」

俺

と、Dが答える

「来週学校でお泊り会があるじゃない。
その日に皆でやろうよ」

「それなら卑怯な事はできないよ。
皆居るんだし。
それなら文句はないでしょ？」

俺

そう、俺達の小学校には、
小学5年生になるとお泊り会とい行事がある

俺

それは皆でご飯を作ったり、
レクリエーションをしたり、
夜にはグラウンドでキャプファイヤーなどもやる

俺

5年生になってからの一番楽しみな行事の１つだ

俺

「それなら文句はないな。
よし、やってみようぜ。
面白そうだ」

俺

初めて皆で一緒に過ごす夜。
その夜にあの夢鬼をやる。
それだけで俺は楽しみで仕方なかった

「じゃあ決まりだね
場所はこの学校でいいよね」

「この写真に写っているのも学校だし。
私が写真を撮って皆に焼き増しするね。」

俺

Dは笑顔で準備係りを買って出た

俺

その時、今まで口を出さなかったFが口を出した

「この写真に写ってる学校って、
隣町の中学校だよね？
私見たことあるから」

俺

そうだ、確かに隣町の中学校だった

俺

俺もその中学校は、
何度か見たことがあるから間違いない

俺

そしてその写真の裏を見たら・・・

俺

「名前が書いてある」

俺

その写真の裏には、
ちゃんと名前が書かれていた

俺

という事はこの紙と写真の持ち主は、
以前に夢鬼をやったという事か

「これは本当に楽しみだな。
当日ちゃんと、皆来いよ」

「あとD、写真は親にバレないようにしろよ」

俺

AがニヤニヤしながらDに言う

「分かってるよ。
もし貸したら親は、
夢鬼の正体を知っているのかも知れないしね」

「大丈夫、
ちゃんと見つからないようにするから」

俺

Dは自信満々に答えた

俺

それから俺達は、早くお泊り会の日が来ないかと待ちわびていた

俺

そしてついにお泊り会の日がやってきた

俺

皆同じクラスだったため、
寝る所は皆一緒だった

俺

男と女が一緒に寝るのはどうかと思うが、
まだ小学生だ。
変なことはまず起こらないだろう

俺

そして寝る時間になり、
12時前に俺達は皆を起こさないように、
静かにDの布団に集まった

「これから夢鬼をやります。
はい、まず写真。
ちゃんと裏に自分の名前を書いてね」

俺

俺達7人はDに言われた通り、
自分の名前を油性マジックで写真の裏に書いた。
それを自分の枕の下に敷く

俺

そして12時に

俺

この時、
俺はこれから起こる本当の恐怖など、
まだ知らなかった

俺

ただの好奇心だけだった

俺

皆一斉にあの言葉を唱える

俺

「夢鬼さん、夢鬼さん、
私と鬼ごっこをしてください」

俺

そう唱えて皆、目を閉じた

主

夢鬼はどうでしたか？

主

楽しめたでしょうか

主

今回の夢鬼ですが、YouTubeの方にも何件か上がっております。

主

ちなみに次回もあります。

主

1000いいねで次回行きます

主

いいね押してくれ！

主

フォローもしてくれると嬉しいです！

主

ちなみに今回の夢鬼なのですが、

主

やっても出来ません

主

なぜなら夢鬼には名前があり

主

本当の夢鬼の名前を唱えるとできるそうです。

主

ですが辞めてください

主

ネタバレはできないので

主

YouTubeの方で見てくれると嬉しいです。

主

ウラル↓

主

https://m.youtube.com/watch?v=jwM2sKsJ7Y0

主

短くなってしまいスイマセン

主

でも少しでも楽しめたら嬉しいです

主

ではサヨナラっ

次回:夢鬼2

1000いいねで見れます。

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