テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
14件
やっぱり、かなめっちの作品が1番だわ! 1取れないけど、かなめっちの作品はずっと見続けるよ!
どの物語も☆+☆)/サイッコー 続き待ってる!!
大飛
目を覚ました大飛 そこに優太の姿は無かった 大飛に掛けられていた ブランケットがパサッと床に落ちる
テーブルには置き手紙と 鍵が一つ置かれている
『ポストに入れておいてくれ』
たった一言だけ書かれた紙
大(あの夢は何だったんだろ…)
ぽろっと落ちる水滴
頬を流れる涙に気付く
大(泣いてたんだ…)
大飛
大飛
携帯を取り出して電話をかける 長い呼び出し音の後、聞こえる声
優太
大飛
優太
大飛
優太
案外、すぐ近くに居たのだろう 電話を切って数分後に帰ってくる優太
大飛
優太
向かい合わせにテーブルに座る 顔を見合わせた2人は それぞれ視線を逸らして 長い沈黙が流れる
大飛
優太
大飛
優太
テーブルの下で拳をギュッと握りしめる大飛
大飛
優太
大飛
ぽた…ぽた…とテーブルに落ちる水滴
優太
大飛
大飛
大飛
大飛
大飛がそう言うと優太の瞳が 悲しみに揺れる
大飛
そこで大飛は口を噤んでしまう
震える手をギュッと握り締めて 落ち着けと心の中で自分を制する
大飛
大飛
大飛
優太の目を見て強く話す大飛
優太
大飛
優太
優太
優太
優太
優太
大飛
優太
優太
優太
優太
優太
大飛
キーンと耳鳴りがして目を閉じると 大飛にその日の記憶が戻ってくる
優太
大飛
優太
大飛
優太
大飛
優太
大飛
優太
大飛
コップを受け取ろうとすると 泥酔して力が入らない大飛の手
優太
大飛
コップを口まで運ぶと ごくごくと飲み干す大飛 口の端からツーと溢れる水滴に ザワリと体が震える優太
優(まずい…)
大飛から距離を取って 視線を逸らす優太
大飛
優太
大飛
優太
頭を抱えて座り込む優太
優太
大飛
優太のもとまでふらふらと 辿々しく歩いて来た大飛は 優太を抱きしめると背中を撫でる
ドクン…ドクン…
優太
優(……少しだけ)
大飛の背中にそっと手を回す優太
優太
大飛
大飛
優太
大飛
記憶はそこで途切れた
大飛
優太
大飛
優太
大飛
鳴り止まない耳鳴りと頭痛に 大飛は顔を歪ませる
優太
大飛
優太
大飛
優太
キーンと響く音と強烈な頭痛に 頭を抑えて耐える大飛
大飛
『もう嫌だッ!!』
『〇〇が消える…』
『誰だっけ?…』
『幸せって何?』
『何で分からないんだよッ!!』
『怖い…』
『死にたくないよ……』
繰り返し頭の中で響く声
その声は大飛自身の声なのに
言った覚えのない言葉達
優太
大(やめて…)
優太
大(やめろって…)
優太(前世)
大(やめてくれ…)
優太
優太(前世)
優太
優太(前世)
大(俺を…起こさないで……)
大飛(前世)
優太
大飛