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#個人テラチューバー
朴 李苑
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朴 李苑
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コメント
1件
いやあ、めっちゃ良かった……! 普段バトルばっか読んでる俺でも、こういう青春ものはガチで刺さるわ。蛍と夜明けの対比、”夜が終わるってことは新しい一日が始まるってこと”って台詞、心にズドンやった。離れても想いは消えないって約束、ちゃんと守れる二人が眩しかったな。続きも絶対読みたい🔥
七月七日。
昼間の暑さが少しだけ残る夕暮れ。
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prは、小さく息を吐きながら神社の石段を上った。
境内には色とりどりの短冊。
風が吹くたび、さらさらと笹の葉が揺れる。
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後ろから聞き慣れた声がして、prは振り返る。
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少し照れくさそうに笑うまぜ太は、ラムネを二本持っていた。
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カラン、とビー玉が鳴る。
夏が始まった音だった。
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二人は神社をあとにして、小さな川へ向かった。
去年も。
一昨年も。
その前も。
七夕になると、必ずここへ来る。
理由なんてない。
ただ、二人だけの約束だった。
川辺へ着く頃には空が群青色へ変わっていた。
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まぜ太が小さく呟く。
ふわり。
一匹の蛍が飛ぶ。
それにつられるように、何十匹もの光が草むらから舞い上がった。
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二人は並んで腰を下ろす。
言葉はいらなかった。
虫の声。
川の流れる音。
風が葉を揺らす音。
全部が心地よかった。
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その約束が、こんなにも大切になるなんて。
この時はまだ知らなかった。
数日後。
prは、まぜ太が最近どこか元気がないことに気づいた。
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笑っている。
でも、その笑顔はどこか無理をしていた
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そう言われるほど、不安は大きくなっていく。
夏休みに入る少し前。
まぜ太が突然言った。
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その一言だけで、時間が止まった。
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短すぎる言葉。
頭では理解できても、心が追いつかない。
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それしか言えなかった。
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笑おうとした。
でも笑えなかった。
それからというもの、二人は以前と変わらず過ごした。
笑って。
ふざけ合って。
ゲームをして。
アイスを半分こして。
だけど心のどこかで、お互い分かっていた。
この時間には終わりがある。
そして迎えた、次の七夕。
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約束の川辺。
ぷりっつは一人で空を見上げる。
今年も蛍は飛んでいる。
去年と同じ景色。
違うのは、隣が空いていることだけ。
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強がって笑う。
でも、本当は怖かった。
約束を忘れられたんじゃないか。
もう必要じゃないんじゃないか。
そんな考えばかり浮かぶ。
東の空が少しずつ明るくなり始める。
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そう立ち上がった、その瞬間。
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聞き慣れた声が響いた。
振り返る。
息を切らしたまぜ太が、全力で走ってきていた。
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その姿を見た瞬間。
ぷりの目から涙がこぼれた。
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二人とも笑っているのに、涙は止まらなかった。
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まぜ太がそう言う。
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ぷりは少し笑う。
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二人は小指を結ぶ。
空は少しずつ青く染まり始める。
蛍の光は、夜明けとともに姿を消していく。
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まぜ太は空を見上げながら笑った。
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その言葉に、ぷりっつは静かに頷いた。
朝日が二人を照らす。
蛍はいなくなっても、あの夜に交わした約束は消えない。
同じ空を見上げれば。
同じ星を探せば。
どれだけ離れていても、想いはきっと届く。
七夕の願いは、夜明けの向こうへ。
来年も、その先も。
二人はまた、この場所で笑い合うために。